総集編 2017 MotoGP

      

ミルを筆頭にHonda NSF250RW勢が圧倒的な強さを発揮

Moto3クラスは、シーズン10勝を挙げたホアン・ミルが、参戦2年目にしてタイトルを獲得。Honda勢は、エンジンと空力面で進化を遂げた新型マシンの性能を存分に引き出し、全18戦中13戦で表彰台を独占。他マシンの追随を許さない速さでシーズンを席巻した。

03.23-26Round01 カタールGP

ミルが開幕戦で勝利を挙げ、シーズンを好発進
Honda勢はトップ5までを独占する

レースは、6番手スタートのミルが13台に膨れ上がったし烈なトップ争いを制し、キャリア初優勝を達成。Honda勢が上位5位までを独占し、改良が加えられた新型マシンのパフォーマンスを存分に発揮してみせた。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 ジョン・マクフィー
  • 3位 ホルヘ・マルティン

04.07-09Round02 アルゼンチンGP

ミルが連勝を果たし、Honda勢も連続で表彰台を独占する

第2戦では、予選16番手からすばらしい追い上げを見せたミルが開幕2連勝を挙げた。開幕戦で表彰台に立った3人が再びトップ3を独占し、Honda勢が序盤から好調ぶりをアピールする結果に。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 ジョン・マクフィー
  • 3位 ホルヘ・マルティン

04.21-23Round03 アメリカズGP

フェナティが初勝利。Honda勢が3戦連続で表彰台を独占

転倒事故により大幅に周回数を短縮して行われたレースでは、予選3番手から挑んだフェナティが2位に4.5秒という大量のリードをつけて優勝。大接戦が続くMoto3クラスで、際立つ速さを発揮してみせた。

  • 1位 ロマーノ・フェナティ
  • 2位 ホルヘ・マルティン
  • 3位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

05.05-07Round04 スペインGP

カネットがホームグランプリで奮起
Moto3クラスでの初勝利を挙げる

最終ラップまで10台前後がトップグループを形成する激戦となった第4戦では、最後のブレーキングで前に出たカネットがトップでチェッカー。自身にとってのホームグランプリで、Moto3クラス初勝利を挙げた。

  • 1位 アーロン・カネット
  • 2位 ロマーノ・フェナティ
  • 3位 ホアン・ミル

05.19-21Round05 フランスGP

Honda NSF250RW勢が開幕から5戦連続で表彰台を独占する

第5戦は、2周目に20台近くが転倒する大事故が発生したことで、16周に短縮されてレースが再開。予選8番手から挑んだミルは8周目にトップに浮上すると、その後は独走で3戦ぶりとなる勝利を挙げた。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 アーロン・カネット
  • 3位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

06.02-04Round06 イタリアGP

ディ・ジャンアントニオが2位入賞を果たしランキング3位に浮上

第6戦は、ウイナーから15位までがわずか1.553秒差と、それまでで最も激しい戦いに。そんな中、最後まで優勝争いに加わったディ・ジャンアントニオが2位入賞を果たした。

  • 1位 A.ミニョ
  • 2位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
  • 3位 J.ゲバラ

06.09-11Round07 カタルニアGP

ミルが優勝、フェナティが2位、マルティンが3位に入る

第7戦では、ホームグランプリに闘志を燃やしたミルが2戦ぶりに今季4勝目を達成。フェナティはトップグループをリードする力強い走りをみせたものの、ミルにはわずかに届かず2位。今季3度目の表彰台を獲得した。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 ロマーノ・フェナティ
  • 3位 ホルヘ・マルティン

06.23-25Round08 オランダGP

カネットが追い上げのレースで今季2勝目を挙げる

第8戦は、最終コーナーまで激しい優勝争いが展開。最終的に、スタートに失敗するも後方から確実に追い上げたカネットがトップでチェッカーを受けた。フェナティは2位に入り、今季4度目の表彰台に登壇。

  • 1位 アーロン・カネット
  • 2位 ロマーノ・フェナティ
  • 3位 ジョン・マクフィー

06.30-07.02Round09 ドイツGP

ミルが優勝、フェナティが2位に入りHonda勢が1-2フィニッシュを決める

第9戦では、総合首位のミル、総合3位のフェナティ、KTMのラミレスによる三つ巴の戦いが展開。最終ラップで2人を突き放したミルが今季5勝目を挙げ、前戦オランダGPで惜しくも勝利を逃した雪辱を果たした。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 ロマーノ・フェナティ
  • 3位 M.ラミレス

08.04-06Round10 チェコGP

タイトルを争う2人のHonda勢による一騎打ちが展開

ウエットで行われたレースでは、総合首位のミルと総合2位のフェナティが一騎打ちを展開。激しい攻防の末、ファイナルラップでラストスパートをかけたミルが勝利し、タイトル獲得に向けてまた一歩前進した。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 ロマーノ・フェナティ
  • 3位 アーロン・カネット

08.11-13Round11 オーストリアGP

ミルが3連勝。マルティンは3位表彰台を獲得

第11戦を制したミルが、ドイツGPからの3連勝を達成。ランキング上では、総合2位のフェナティに64点差という圧倒的リードを築いた。今大会がケガからの復帰戦となったマルティンは、3位表彰台を獲得と健闘。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 P.エッテル
  • 3位 ホルヘ・マルティン

08.25-27Round12 イギリスGP

最終ラップで転倒車が出て赤旗中断に
カネットが今季3勝目を挙げる

シルバーストーンで行われた17周のレースは、トップグループが23台まで膨れ上がる激しい戦いに。最終ラップで転倒車が出たことで赤旗中断となり、16周を終えた時点でトップだったカネットが優勝となった。

  • 1位 アーロン・カネット
  • 2位 エネア・バスティアニーニ
  • 3位 ホルヘ・マルティン

09.08-10Round13 サンマリノGP

フェナティがホームで今季2勝目を挙げる

Moto3クラスは、31台中15台のみが完走という大荒れのレースに。ホームグランプリに気合十分で臨んだフェナティは、2位のミルに28秒もの大差をつけて勝利。地元ファンの声援に応えた。

  • 1位 ロマーノ・フェナティ
  • 2位 ホアン・ミル
  • 3位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

09.22-24Round14 アラゴンGP

ミルがシーズン8勝目
Hondaはコンストラクターズタイトルを獲得する

第14戦は、大接戦となったレースを制したミルが今季8勝目。総合2位との点差を80ポイントに広げ、タイトル獲得に王手をかけた。Hondaはこの勝利でシーズン通算13勝目となり、コンストラクターズタイトルを獲得。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
  • 3位 エネア・バスティアニーニ

10.13-15Round15 日本GP

フェナティが今季3勝目を挙げ、タイトル獲得に望みをつなぐ

Hondaにとってのホームグランプリとなった日本GP。レースでは、ウエットを得意とするフェナティが独走で今季3勝目を挙げ、ミルのタイトル獲得を防いだ。一方で、鈴木は今季ベストリザルトの4位でフィニッシュ。

  • 1位 ロマーノ・フェナティ
  • 2位 N.アントネッリ
  • 3位 M.ベッツェッカ
  • 4位 鈴木竜生

10.20-22Round16 オーストラリアGP

ミルが今季9勝目を挙げ、タイトル獲得に華を添える

23周のレースは、途中からの雨により15周を終えた時点で赤旗中断に。レースはその時点でトップを走っていたミルが優勝となり、2年目のシーズンにして堂々のタイトル獲得を果たした。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 リビオ・ロイ
  • 3位 ホルヘ・マルティン

10.27-29Round17 マレーシアGP

Honda勢によるトップ争いをミルが制す

Honda勢によるトップ争いを制したミルが今季10勝目を挙げ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の11勝に続き、Moto3クラスにおいて歴代2番目となる記録を達成。2位にマルティン、3位にバスティアニーニが入った。

  • 1位 ホアン・ミル
  • 2位 ホルヘ・マルティン
  • 3位 エネア・バスティアニーニ

11.10-12Round18 バレンシアGP

今季9回目のPPから挑んだマルティンが初勝利

バレンシアで行われた最終戦は、好スタートを切ったマルティンがそのまま後方を引き離して真っ先にチェッカーを通過。ホームグランプリで、9回目の表彰台登壇にしてシーズン初優勝を果たした。

  • 1位 ホルヘ・マルティン
  • 2位 ホアン・ミル
  • 3位 M.ラミレス

2017 ポイントランキング

Moto3 ライダー
順位 No. ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
136ホアン・ミルHonda34125258162592572525251120250252520
25ロマーノ・フェナティHonda2481192520-320202020392562510913
344アーロン・カネットHonda199135-2520111125-161125-1111-87
488ホルヘ・マルティンHonda1961616207-11613--1616-131162025
521ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda1538-161116209-5010616209-7-
633エネア・バスティアニーニHonda1410013810513-1006202160111611
717ジョン・マクフィーHonda13120209-410416-10-3-106-118
842M.ラミレスKTM1237301313710101694-4920016
916A.ミニョKTM11810114108258205087532100
1065P.エッテルKTM105-137-023511320713710301
1158J.ゲバラKTM88-71061116044112--4-0310
128N.ブレガKTM812011906761305011245--
1311リビオ・ロイHonda80410100000901310--020130
1424鈴木竜生Honda7118----6878-5-3137-5
1564B.ベンドスナイダーKTM6500-5741-813--1007064
1619G.ロドリゴKTM54--53---9-0913---132-
177アダム・ノロディンHonda42600--00-3784-1-850
1823N.アントネッリKTM389-20-05--0-0-020--2
1940D.ビンダーKTM353460-13-36----000--
2071佐々木歩夢Honda32500108010100-0-943
2195ジュール・ダニーロHonda2900349--112-00-00--0
2284J.コーンフェールプジョー26000050000000908400
2312M.ベッツェッカマヒンドラ20000-102010-0-016-00
2410D.フォッジャKTM19---------2---8---9
2541ナカリン・アティラプワパHonda160000300006-2--5000
2675A.アレナスマヒンドラ14-002-----4-080---0
2715J.マシアKTM13----------7-60----
2848L.ダラ・ポルタマヒンドラ90-00200-00-01--6-0
2996M.パリャーニマヒンドラ80000000-000150-110
3027鳥羽海渡Honda706-0-000001--00000
31 39 真崎一輝 Honda 6- ---------------- 6
3252D.ケントKTM6----6-------------
3357A.ファブリマヒンドラ3------------3-----
3414トニ・アルボリーノHonda20200000--000-00000
356M.エレーラKTM1010000000-00---000
3677T.ジョージKTM0--------00--------
3769T.ブース・エイモスKTM0-----------0------
384P.プルキネンプジョー0-00000000000-00-00
3970T.トパリスKTM0--------------00--
4031R.フェルナンデスマヒンドラ0---0----0---------
4113M.コフラーKTM0----------0-------
4237アーロン・ポランコHonda0-------------0----
4318G.マルティネス・アブレゴKTM0--0------0--------
4481A.ヴィウKTM0------0-----------

Moto3 コンストラクター
順位 マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1Honda445252525252520252525252525252525252525
2KTM24810131113132510101613201313920131016
3マヒンドラ43---22-2-14-18-1661-
4プジョー26----5-------9-84--