ROUND 09

ドイツドイツGP ザクセンリンク 2017.07.02(日)・決勝

第9戦 ドイツGP

ミルが優勝、フェナティが2位で、Honda勢が1-2フィニッシュ

2017年7月2日(日)・決勝  天候:曇り  気温:20℃
コースコンディション:ドライ  観客:7万7343人(3日間:16万4801人)

Moto3クラスは、総合首位のホアン・ミル(Leopard Racing)、総合3位のロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)、マルコス・ラミレス(KTM)の3人によるし烈な優勝争いが展開。最終ラップに2人を突き放したミルが、今季5勝目を挙げました。前戦オランダGPでは勝てるレースを落とし、悔しがっていたミルですが、見事、雪辱を果たしました。

2位はフェナティで、今季5度目の表彰台を獲得。以下、Honda勢は、エネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が6位、リビオ・ロイ(Leopard Racing)が7位、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が9位と続き、トップ10に5台が名を連ねました。

以下、11位にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)、14位にアダム・ノロディン(SIC Racing Team)、14位にジュール・ダニーロ(Marinelli Rivacold Snipers)が入り、それぞれポイントを獲得しました。

佐々木歩夢(SIC Racing Team)は、セカンドグループに加わり17位。鳥羽海渡(Honda Team Asia)は21位でチェッカーを受けました。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 優勝) ホアン・ミル 「前戦オランダGPで勝てるレースを逃しているので、ここでは絶対に勝ちたいと思っていました。それだけに、自分にとっては価値ある勝利になりました。今日は長く難しいレースになることは分かっていたので、ペースを上げて小さなグループにしました。そこで様子を見ながらタイヤをセーブし、終盤に勝負しようと思ったわけです。戦略通りのレースができたし、この優勝によって、チャンピオンシップで大きなリードを築けました今日の優勝は本当に意味のあるものでした。1週間の休憩をして、またトレーニングを再開したいと思います」

ロマーノ・フェナティ(Moto3 2位)
ロマーノ・フェナティ 「今日の2位は、自分にとっては優勝に匹敵するものです。今週末は問題を抱えていて、表彰台には立てないのではないかと思っていました。しかし、チームがすばらしい仕事をしてくれたおかげで、こうして表彰台に立てました。今日はタイヤの選択が難しいものでしたが、リアにミディアムをチョイスして正解でした。最後まで優勝争いができました。これで夏休みに入りますが、後半戦のチェコGPからまた集中して、チャンピオンシップを戦いたいです」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 6位)
エネア・バスティアニーニ 「いいレースができました。セカンドグループは10台以上の大集団で、そのグループの前に出るのはとても難しいと感じていました。しかし、周回をこなすごとに着実にポジションを上げることができたし、ペースも悪くありませんでした。最終的にグループの2番目、6位でチェッカーを受けました。後半戦の課題は、トップグループから遅れない競争力をつけることです」

鈴木竜生(Moto3 9位)
「厳しいレースでしたが、どんな状況であったとしても、シングルフィニッシュができたので、その点に関してはよかったと思います。今日はスタートがよく、(アーロン)カネット(Estrella Galicia 0,0)と一緒になりました。今回、カネットはPPを獲得していたし、すごく乗れていたので、彼をフォローしていこうと思いました。ところが、カネットのペースが上がらず、トップグループに離されてしまいました。今回は自分の作戦ミス。もっと早い段階で決断して抜いていけばよかったと思います。ヨーロッパラウンドに入って、常にトップグループで戦えるようになったので、後半戦は目標の5位以内に入り、さらに上位を狙っていきたいです」

佐々木歩夢(Moto3 17位)
「予選グリッドが20番手と悪く、それが結果に影響しました。序盤の2周で少しでも前に行こうと思ったのですが、大混戦の中でなかなか前に出ていくことができませんでした。その後、がんばって5番手争いのセカンドグループに追いつきましたが、今日のセカンドグループは全体的にペースが速く、なかなか前に出られませんでした。それでもなんとかがんばってグループの前の方に出たのですが、その時点で残り8周くらいしかなく、しかも序盤のがんばりでタイヤがスライドしてきていたので、これ以上は無理と判断してポジションキープに切り替えました。後半戦はもっともっと強くなってグランプリに帰って来たいです」

鳥羽海渡(Moto3 21位)
鳥羽海渡 「前半から全然攻められませんでした。全部のコーナーでグリップしないのではなく、いいところとそうでないところがあり、リズムを作れませんでした。今週の組み立ては悪くなかったのですが、決勝に活かせませんでした。後半戦は、これまでの経験を活かして上位を狙っていきたいです」


Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
136ホアン・ミルHonda39'34.775
25ロマーノ・フェナティHonda+0.121
342M.ラミレスKTM+0.218
48N.ブレガKTM+5.074
565P.エッテルKTM+13.073
633エネア・バスティアニーニHonda+13.650
711リビオ・ロイHonda+14.318
864B.ベンドスナイダーKTM+14.466
924鈴木竜生Honda+14.583
1040D.ビンダーKTM+14.666
1121ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+15.438
1258J.ゲバラKTM+16.146
137アダム・ノロディンHonda+16.234
1495ジュール・ダニーロHonda+16.324
1512M.ベッツェッカマヒンドラ+17.603
1616A.ミニョKTM+17.752
1771佐々木歩夢Honda+17.845
1884J.コーンフェールプジョー+17.863
1948L.ダラ・ポルタマヒンドラ+40.054
2096M.パリャーニマヒンドラ+40.254
2127鳥羽海渡Honda+40.521
2231R.フェルナンデスマヒンドラ+1'09.377
2341ナカリン・アティラプワパHonda+1'09.466
2477T.ジョージKTM+1'09.590
254P.プルキネンプジョー+1'13.004
266M.エレーラKTM+2Laps
RT19G.ロドリゴKTM+1Lap
RT14トニ・アルボリーノHonda+8Laps
RT44アーロン・カネットHonda+12Laps
RT52D.ケントKTM+12Laps
RT17ジョン・マクフィーHonda+21Laps

Moto3 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
136ホアン・ミルHonda165
25ロマーノ・フェナティHonda128
344アーロン・カネットHonda110
488ホルヘ・マルティンHonda89
521ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda85
617ジョン・マクフィーHonda83
742M.ラミレスKTM79
816A.ミニョKTM78
933エネア・バスティアニーニHonda59
1058J.ゲバラKTM58
118N.ブレガKTM54
1265P.エッテルKTM41
1340D.ビンダーKTM35
1424鈴木竜生Honda30
1595ジュール・ダニーロHonda29
1664B.ベンドスナイダーKTM25
1711リビオ・ロイHonda24
1819G.ロドリゴKTM17
1923N.アントネッリKTM16
2071佐々木歩夢Honda15
217アダム・ノロディンHonda9
2227鳥羽海渡Honda6
2352D.ケントKTM6
2484J.コーンフェールプジョー5
2512M.ベッツェッカマヒンドラ4
2641ナカリン・アティラプワパHonda3
2748L.ダラ・ポルタマヒンドラ2
2814トニ・アルボリーノHonda2
2975A.アレナスマヒンドラ2
306M.エレーラKTM1
3196M.パリャーニマヒンドラ0
324P.プルキネンプジョー0
3331R.フェルナンデスマヒンドラ0
34 77 T.ジョージ KTM0
3581A.ヴィウKTM0
3618G.マルティネス・アブレゴKTM0

ランキング詳細


コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1Honda220
2KTM121
3マヒンドラ7
4プジョー5

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ホアン・ミル

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ロマーノ・フェナティ

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リビオ・ロイ

鈴木竜生

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

アダム・ノロディン

ジュール・ダニーロ

鳥羽海渡

ナカリン・アティラプワパ

トニ・アルボリーノ

アーロン・カネット

ジョン・マクフィー

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