ROUND 02

アルゼンチンアルゼンチンGP アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド 2017.04.09(日)・決勝

ミルが2連勝。Honda勢が表彰台を独占する

ミルが2連勝。Honda勢も2戦連続で表彰台を独占

2017年4月9日(日)・決勝  天候:曇り  気温:19℃
コースコンディション:ドライ  観客:6万1223人(3日間:16万7398人)

Moto3クラスは、Honda勢が2戦連続で表彰台を独占しました。優勝したのはホアン・ミル(Leopard Racing)で、予選16番手からすばらしい追い上げを見せ、開幕から2連勝となりました。微妙なコンディションとなった予選では16番手。PPから1秒差に19台という大接戦の中で苦戦しましたが、決勝では5台によるし烈な戦いを制しました。

2位には、今季初PPを獲得したジョン・マクフィー(British Talent Team)で、2戦連続の2位。3位には予選3番手のホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)で2戦連続の3位と、開幕戦カタールGPで表彰台に立った3選手が、再び表彰台を独占しました。

優勝争いのグループからやや遅れて、Honda NSF250RW勢3台が繰り広げた6位争いは、リビオ・ロイ(Leopard Racing)、ロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)の順でフィニッシュ。8位の鈴木は、自己ベストリザルトを更新しました。

ルーキーの鳥羽海渡(Honda Team Asia)は予選18番手から10位でフィニッシュして初のポイント獲得。佐々木歩夢(SIC Racing Team)は予選25番手から29位でチェッカーを受けました。

今大会もHonda NSF250RWは上位を独占し、トップ10には7台が名前を連ねました。

コメント

ホアン・ミル(Moto3 優勝)
ホアン・ミル 「すばらしいレースになりました。予選同様、大接戦となりましたが、今日は自分の力をきちんと発揮することができました。正直、予選を終えたときは、今大会で勝てるとは思いませんでした。グリッドが後ろだったので、とにかく落ち着いていこうと決めました。すばらしいバイクに仕上げてくれたチームに感謝したいです。とてもうれしいです」

ジョン・マクフィー(Moto3 2位)
ジョン・マクフィー 「厳しいレースとなりましたが、ホアンはすばらしいレースをしました。自分のペースはあまりよくなかったし、対照的にホアンは前に出て積極的なレースをしました。最後は勝負できると思いましたが、ちょっと熱くなりすぎて小さなミスが続き、少しずつ離されてしまいました。フラストレーションのたまるレースでしたが、これからの長いシーズンを考えれば、いい結果を得ることができました」

ホルヘ・マルティン(Moto3 3位)
ホルヘ・マルティン 「いい週末となりました。今日は、ミルとマクフィーがすごく強い走りをしていたので、3位という結果に満足しています。確かに優勝までもう少しでしたが、勝つまでの条件が整っていませんでした。2戦連続で16ポイントを獲得しました。これからもすべてのレースでできるだけ多くのポイントを獲得していきたいです」

鈴木竜生(Moto3 8位)
鈴木竜生 「初めてトップグループで戦うことができました。今大会は予選9番手からのスタートでしたが、グリッドがいいといろんな位置取りが可能になるし、グリッドの重要性を改めて痛感しました。今日はトップグループに加わり、後半はセカンドグループの戦いになりましたが、楽しく走ることができました。最後はロイとフェナティとのバトルになりましたが、経験の差が出たと思います。次もトップ10内でフィニッシュできるようにがんばります」

鳥羽海渡(Moto3 10位)
鳥羽海渡 「トップグループに離されてしまいましたが、とても楽しかったです。序盤、安全なペースで走りすぎたかなと反省しています。レース後半のように、最初から積極的にいかなければと思いました。今日の10位は、うれしいけれど、もう少しいけたんじゃないかという悔しさもあります。大集団の戦いの中で何度も接触があったし、激しいバトルでした。でも、本当にたくさんのことが学べました。カタールでの悔しさをここでぶつけることができました」

佐々木歩夢(Moto3 20位)
佐々木歩夢 「順位は悔しいけれど、すごく学べるレースになりました。不安定な天候でしたが、こういうコンディションのときは、どういうタイヤを選んでいけばいいのかということを学べました。3日間を通じて、いいときもあったし、失敗だったときもあります。本当にいろいろな経験ができました。今回はFP3までにバイクのセットアップをきちんと決められなかったのが反省点です。次のアメリカでは、この経験を生かしたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
136ホアン・ミルHonda38'33.377
217ジョン・マクフィーHonda+0.261
388ホルヘ・マルティンHonda+0.339
465P.エッテルKTM+0.641
516A.ミニョKTM+0.890
611リビオ・ロイHonda+7.598
75ロマーノ・フェナティHonda+7.761
824鈴木竜生Honda+7.831
958J.ゲバラKTM+12.000
1027鳥羽海渡Honda+12.079
1144アーロン・カネットHonda+12.278
1240D.ビンダーKTM+12.294
138N.ブレガKTM+12.393
1442M.ラミレスKTM+12.480
1514トニ・アルボリーノHonda+12.620
166M.エレーラKTM+13.083
177アダム・ノロディンHonda+18.861
1884J.コーンフェールプジョー+20.573
1912M.ベッツェッカマヒンドラ+26.774
2071佐々木歩夢Honda+26.905
2196M.パリャーニマヒンドラ+27.400
2295ジュール・ダニーロHonda+27.534
2364B.ベンドスナイダーKTM+27.612
2441ナカリン・アティラプワパHonda+35.218
2575A.アレナスマヒンドラ+50.124
264P.プルキネンプジョー+1'18.379
2733エネア・バスティアニーニHonda+1'20.064
RT21ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+9Laps
RT48L.ダラ・ポルタマヒンドラ+9Laps
RT19G.ロドリゴKTM+10Laps
RT23N.アントネッリKTM+20Laps

Moto3 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
136ホアン・ミルHonda50
217ジョン・マクフィーHonda40
388ホルヘ・マルティンHonda32
416A.ミニョKTM21
55ロマーノ・フェナティHonda20
644アーロン・カネットHonda18
711リビオ・ロイHonda14
865P.エッテルKTM13
923N.アントネッリKTM9
1024鈴木竜生Honda9
1142M.ラミレスKTM9
1221ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda8
1358J.ゲバラKTM7
1440D.ビンダーKTM7
157アダム・ノロディンHonda6
1627鳥羽海渡Honda6
1771佐々木歩夢Honda5
188N.ブレガKTM5
1914トニ・アルボリーノHonda1
206M.エレーラKTM0
2133エネア・バスティアニーニHonda0
2295ジュール・ダニーロHonda0
2384J.コーンフェールプジョー0
2441ナカリン・アティラプワパHonda0
2512M.ベッツェッカマヒンドラ0
2696M.パリャーニマヒンドラ0
2764B.ベンドスナイダーKTM0
2848L.ダラ・ポルタマヒンドラ0
2975A.アレナスマヒンドラ0
304P.プルキネンプジョー0

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コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1Honda50
2KTM23

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