今シーズンから始まったMotoGP。4ストロークの最大排気量を990cc以下とし、2ストローク500ccマシンと同等の性能を発揮できる場を設け、多くのメーカーの参入を促し今後の発展と活性化を目指すという新しいマシン規定が定められたものだ。Hondaは4サイクルニューマシンRC211Vを投入。V.ロッシが開幕戦の鈴鹿を勝利すると、第2戦はロッシのチームメイト宇川徹が勝利、翌戦から再びロッシが怒濤の7連勝で、RC211Vは前半戦9戦9勝を記録。第10戦チェコGPでは加藤大治郎がRC211Vのデビュー戦を2位
で飾り、第13戦もてぎではこのレースからRC211VにマシンをスイッチしたA.バロスが、今季初優勝を収めるなど、RC211Vは圧倒的なポテンシャルを発揮。ロッシは、第12戦ブラジルGPでの優勝と同時に、MotoGP初代チャンピオンに輝き、WGP最高峰クラスを2年連続で制した。RC211Vは全14勝を収め、Hondaは2年連続でマニュファクチャラーズ&ライダーのダブルタイトルを獲得した。 |