今シーズンも最終ラップまで白熱したレース展開が多く見られた125ccクラス。Honda勢はD.ペドロサがチャンピオン争いを展開。序盤戦こそ表彰台に届かないレースが続いたが、第6戦で2位
、続く第7戦では今季初勝利を挙げ、追撃を開始した。第13戦で勝利を挙げた際には、トップまで24ポイント差に迫った。結局、最終戦の地元スペインGPでも勝利したものの、一歩届かずポイントランキング3位
。しかし、APRILIAの台頭が著しい軽量クラスで、3回の優勝を果たした。'02年のタイトル争いを制したのはフランス人ライダー、A.ヴァンサンで、若年化の進むこのクラスでは遅咲きの28歳。開幕戦の鈴鹿の優勝を皮切りに、着実にポイントを積み重ね、GPデビューから7年目の戴冠となった。日本勢は東雅雄が優勝1回のランキング8位
、宇井陽一はランキング13位。また上田昇が今シーズン限りで引退を表明。12年のGP人生に幕を閉じた。 |