2008 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦
“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第31回記念大会
Hondaワークスチーム参戦体制について
Hondaは、7月27日(日)に三重県 鈴鹿サーキットにおいて決勝レースが開催される2008 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第31回記念大会(以下、鈴鹿8耐)に出場する、Hondaワークスチームの参戦体制を以下のとおり決定いたしました。
チーム名は「DREAM Honda Racing Team」(プロジェクトリーダー:松原輝明)とし、マシンはFormula EWC仕様※のCBR1000RRWを使用し、2台体制で参戦いたします。
ライダーの組合せは、ゼッケン11番「DREAM Honda Racing Team 11」の第1ライダーとして清成龍一、第2ライダーにカルロス・チェカ、第3ライダーに徳留和樹を起用します。また、もう1チームのゼッケン33番「DREAM Honda Racing Team 33」には、第1ライダーに高橋裕紀、第2ライダーにジョナサン・レイ、第3ライダーに手島雄介を起用します。以上の参戦体制で、鈴鹿8耐での優勝を目指し戦ってまいります。
#11 清成龍一/カルロス・チェカ/徳留和樹 組 監督:松浦紀久
清成龍一(埼玉県25歳)は、今シーズンより新たにスーパーバイク世界選手権(WSB)にCBR1000RRとともに挑戦しています。昨年は英国スーパーバイク選手権(BSB)に参戦し、2年連続のシリーズチャンピオンを獲得した実力派のライダーです。昨年の鈴鹿8耐では惜しくもリタイアと不本意な結果で幕を閉じました。6月8日に行われた鈴鹿8耐の前哨戦である鈴鹿300km耐久ロードレース(以下、鈴鹿300km)では、現在WSBのチームメイトであるカルロス・チェカとペアを組み、第1ライダーとして出場。2位に入賞し、ポテンシャルの高さを実証しました。鈴鹿8耐には、2000年から出場し、2005年には、宇川徹とペアを組み自身初の優勝を獲得しました。これまでの豊富な経験を元に3年ぶりの優勝を目指します。
カルロス・チェカ(Carlos Checa、スペイン35歳)は、昨年までロードレース世界選手権(WGP)で活躍してきたベテランライダーです。今年から心機一転、スーパーバイク世界選手権(WSB)に戦いの場を移しました。第6戦アメリカGP(6月1日開催)で、今シーズン初の優勝を遂げ、第8戦サンマリノGP(6月29日開催)時点では、ポイントランキング3位と好調を維持しています。昨年、初の鈴鹿8耐出場を果たしたチェカは、岡田忠之とのペアで2位を獲得しました。また、先日の鈴鹿300kmでは第2ライダーとして出場し、トップを猛追するアグレッシブなライディングで2位を獲得しています。高度なテクニックや豊富な経験を元に、鈴鹿8耐で自身として初の優勝を目指します。
徳留和樹(鹿児島県 25歳)は、現在CBR1000RRで全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスに参戦しています。2004年から鈴鹿8耐に参戦し、昨年は、仮面ライダー電王 Honda DREAM RTから出場し6位に入賞しています。鈴鹿8耐では、常に上位にランクインし安定した実力を発揮する若手ライダーです。
#33 高橋裕紀/ジョナサン・レイ/手島雄介 組 監督:甲哲男(きのえてつお)
高橋裕紀(埼玉県23歳)は、ロードレース世界選手権(WGP)250ccクラスに2005年より参戦している若手のグランプリライダーです。今年の第2戦スペインGP(3月30日開催)では、今シーズン初の3位表彰台を獲得し、第9戦オランダGP(6月28日開催)終了時点でシリーズランキング8位と健闘しています。鈴鹿8耐では、2003年に初出場を果たし総合10位、JSBクラス3位でフィニッシュし実力を発揮しました。2006年の鈴鹿300kmでは、清成龍一とペアを組み優勝しましたが、不運の怪我により鈴鹿8耐の出場を断念しています。今年は、5年振りの鈴鹿8耐で念願の優勝を目指します。
ジョナサン・レイ(Jonathan Rea、イギリス21歳)は、昨年までBSBで活躍し、今年よりスーパースポーツ世界選手権(WSS)にCBR600RRで出場中のライダーです。6月29日に行われたサンマリノGPでは、3位を獲得し、ポイントランキング7位に位置しています。先日の鈴鹿300kmでは手島雄介とペアを組み、5位入賞を果たしました。今回は、自身として初の鈴鹿8耐参戦となります。高橋裕紀との若手ペアにより、果敢に挑戦し優勝を目指します。
手島雄介(埼玉県25歳)は、全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにおいてDREAM Honda Racing Teamから参戦しています。鈴鹿8耐では、2005年に初出場し総合4位を獲得したことで、周囲の注目を集めました。昨年はF.C.C. TSR ZIP-FM Racing Teamで伊藤真一とペアを組みと3位表彰台を獲得。今年の鈴鹿300kmでは、レイと初のペアを組み5位でフィニッシュしています。鈴鹿8耐では、常に好成績を収めているライダーです。
※「Formula EWC」は、今年より新たに導入されたレギュレーションで、従来のスーパープロダクション(SPP)をジャパン・スーパーバイク(JSB)レギュレーションに限りなく近づけた新しいカテゴリーです。今大会では、Formula EWCとスーパーストック(SST)の2カテゴリーで戦われ、一部のチームを除いたほとんどがFormula EWC枠での出場となるため、激戦が予想されます。
8耐リザルト・レポート
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