従来のSBとS-NKに加え、JSB1000とプロトタイプ(賞典外)の4クラス混走となった今年のSBクラス。TEAM CABIN HONDAからは昨年ランキング2位の玉田誠がスポット参戦。玉田は第2戦筑波に出走し、プロトを果敢に追いかけてSB優勝。鈴鹿8耐前哨戦の第3戦鈴鹿200kmでもSB優勝を飾り、8耐テストのために参戦したチーム監督の岡田忠之も3位表彰台を獲得した。第5戦、6戦でもSB優勝を挙げた玉田は、当初の計画を変更して残り全戦をSBマシンで戦い、タイトルを目指すことになった。玉田は第7戦鈴鹿でもプロトを追ってハイペースで周回を重ねたが、落下物に接触するアクシデントでリタイアを喫してしまう。タイトル争いは最終戦鈴鹿までもつれたが、玉田は2周目にまさかの転倒、結果SBランキング4位に終わるが、パワーに勝るプロト勢相手に互角以上の戦いを繰り広げた玉田に、大きな声援が送られた。なお、JSB1000初代王者にはCBR900RRを駆る山口辰也が輝いた。 |