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全日本ロードレース選手権
鈴鹿サーキット
[2002.11.03] |
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第9戦/最終戦 鈴鹿サーキット |
2002年 11月3日開催 |
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天候:晴れ 気温:14.8℃ コースコンディション:ドライ 観客:27,000人
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JSB1000で山口辰也が逆転チャンピオンに輝く!
玉田は転倒、武田もトラブルでリタイヤ
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全日本ロードレース選手権第9戦が三重県鈴鹿サーキットで2&4として開催された。スーパーバイク(SB)のみの開催となり最終戦でのチャンピオン決定戦。ポールポジションはプロトタイプの梁明(S)で玉田誠は総合5番手、SB3位、武田雄一は総合10番手、SB5位となる。JSBトップはTIで劇的優勝を飾った清成龍一で総合11番手。山口はJSB2位で総合12番手から決勝を迎えた。スタートで飛び出したのはプロトの加賀山でホールショットを奪う。今季不定期参戦ながらチャンピオンを争う玉田は2ラップ目にまさかのスリップダウンで戦列を離れた。武田もトラブルでリタイヤ。最終的に玉田はSBランキング4位、武田はSBランキング5位となりシーズンを終えた。SBタイトルは渡辺篤(S)が獲得した。注目のJSBのタイトル争いは山口が民辻啓(S)を抑え逆転で初代チャンピオンを獲得。清成は転倒リタイヤとなった。 |
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全日本ロードレース選手権第9戦が三重県鈴鹿サーキットで開催された。今大会は年に一度の2&4となりフォーミュラ・ニッポンと同日開催される。スーパーバイク(SB)は最終戦を迎えチャンピオン決定戦。タイトル争いはランキングトップの渡辺篤(S)、ランキング2位の玉田誠、ランキング3位の吉川和多留(Y)に可能性が残された。玉田と渡辺のポイント差は12、玉田が優勝し渡辺が4位以下であれば玉田の逆転タイトルとなる。またJSB1000もランキングトップは民辻啓(S)、ランキング2位の山口辰也が4ポイント差で追う展開、山口にも逆転チャンピオンの期待がかかる。合同テストが行われた金曜日は雨となり、玉田は総合5番手でSB勢トップと好調な滑り出しを見せた。予選は晴れドライコンディションとなるが、前日の雨の影響や4輪の走行などで路面コンディションが難しい状況となった。玉田は何度もピットインを繰り返しアタックするが、自己ベスト更新とはならなかった。ポールポジションはプロトタイプの梁明(S)でSBトップは辻村猛、2位は吉川和多留とヤマハ勢が躍進。玉田は総合5番手、SB3位、渡辺は総合7番手、SB4位に付けた。武田雄一は総合10番手SB5番手となる。JSBトップはTIで劇的優勝を飾った清成龍一で総合11番手。山口は2位で総合12番手、民辻は9位で総合22番手となる。
決勝朝のウォームアップは玉田が総合4番手、SB2位、武田は総合8番手、SB4番手となる。渡辺は総合9番手、SB5番手で玉田有利の印象を残す。JSBは、清成、山口が1、2番手で、民辻は8番手となった。決勝スタートで飛び出したのはプロトの加賀山でホールショットを奪う。玉田はスタートで出遅れファーストラップは6番手、渡辺は7番手となる。2ラップ目2番手に付けていた梁明(S)がスプーンでコースアウトしリタイヤ。玉田は首位争いの中で確実にポジションを上げようとしていたが、梁のアクシデントの直後に130Rでまさかの転倒、そのままリタイヤとなってしまう。この時点で玉田の逆転チャンピオンが消えた。9番手を走行していた武田も5ラップ目にスロー走行でピットイン、リタイヤとなってしまう。トップ争いはプロトの加賀山とSB吉川和多留、辻村猛のヤマハ勢で争われ、加賀山がエンジンブローでリタイヤ、吉川が99年以来、3年ぶりの勝利、辻村が2位に入りヤマハ1、2、総合6番手でSB3位となった渡辺(S)が初のチャンピオンを獲得した。玉田はSBランキング4位、武田はSBランキング5位となりシーズンを終えた。
注目のJSBのタイトル争いは山口が9位を走行、SBやプロトに迫る走りを見せる。その背後に出口修が迫る、その遙か後方では民辻を今回スポット参戦の亀谷長純が攻略しようとする展開。最終的に山口は出口を退け総合8番手、JSBトップでチェッカーを受けた。出口がJSB2位、民辻は3位、亀谷は4位となった。山口はポイントを逆転、JSB初代チャンピオンを決定した。
山口 辰也(スーパーバイク/4位)
今シーズンはケガもありチャンピオンを諦めかけたこともありましたが、スタッフの頑張りで挽回していくことが出来ました。ケガから復帰してからは、確実に優勝してポイントを加算することだけを考えて来ました。チャンピオンになることが出来て最高に嬉しいです。
玉田 誠(スーパーバイク/リタイヤ)
鈴鹿は得意のコースですし、チャンピオンになるためには優勝しかなかったので、勝ちを狙って最初から攻めていたのですが、なんの前触れもなくフロントから転倒してしまいました。予選から歯車が合わずにセットアップを詰めることが出来ず、勝つための条件を揃えることが出来なかったのだと反省しています。
武田 雄一(スーパーバイク/リタイヤ)
レースウィークに入りカゼを引いてしまい、金曜日の午後の走行を休み休養して予選に備えたのですが、うまくタイムを詰めることが出来ませんでした。決勝ではマシンが大きく振られる挙動が出てしまい、走行を続けることが難しくなりピットイン。最終戦ではいいレースをしようと決意していたので、残念で仕方がありません。
レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
JRR オフィシャルサイト |
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