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スーパーバイククラスで優勝、玉田の走り
ピット前の玉田
最後尾から追い上げ、貴重なポイントを獲得した武田
スーパーバイククラス表彰台、玉田(中)
全日本ロードレース選手権
筑波サーキット
[2002.05.12]
JRRレースレポート 
第2戦 筑波サーキット
2002年 5月12日開催  
天候:晴れ 気温:20℃ コースコンディション:ドライ 観客:14,800人
スーパーバイク玉田、今季初優勝飾る!
武田は最後尾から追い上げ13位

全日本開幕戦MINEをキャンセルしていたTEAM CABIN HONDAの玉田誠がスーパーバイク(SB)参戦。玉田はSBK世界選手権SUGO大会2レース目優勝を飾った速さをここでも示そうとしていた。SBのポールポジション(PP)はプロトタイプの梁明。SB玉田はフリー走行トップで注目を集め、予選でも果敢な走りを披露し4番手でフロントローに並ぶ。武田雄一は9番手スタート。総合優勝はプロトタイプの梁、2位加賀山就臣(S)、3位にSBの玉田が入り賞賛を集めた。玉田はSB勢トップで今季初優勝。武田はスタート直前のトラブルでピットスタート、最後尾から追い上げ13位で貴重なポイントをゲット。250は嘉陽哲久(Y)がPP獲得、決勝は赤旗中断の2ヒート制となり小山知良(Y)が優勝。Honda勢トップは5位の青山博一。125は菊池寛幸がPP、決勝は菊池、仲城英幸、藤岡祐三のHonda勢の戦いとなり仲城が今季初優勝。ST600は清成龍一が2勝目を飾った。

玉田にとっては全日本初戦となった筑波大会。玉田は金曜日のフリー走行、ドライとなった午前、トップタイムを記録。午後の雨では武田雄一がトップでHonda勢の速さが目立った。予選では天気も回復、曇り空だがドライコンディションとなる。プロトタイプの速さは筑波でも変わらずに梁明(S)、加賀山就臣(S)のMotoGPマシンのふたりが1、2。3番手にSBの渡辺篤(S)が56秒581でレコードを記録してつけた。果敢なアタックを見せた玉田は56秒747で4番手につけフロントローを獲得した。武田は8番手となる。

決勝朝のフリー走行では玉田5番手、武田6番手につけ最後の調整を行う。レースは梁の好スタートで始まる。玉田は4番手につけトップ争いに加わる。激しいポジション争いの中でパワーに勝るプロトタイプを相手に互角の戦いを繰り広げる。6ラップ目には加賀山をパス、3位浮上、前をいく柳川、梁を追いかける。10ラップ目には再び加賀山に先行を許すが、3位後退した柳川を16ラップ目に抜き去り3番手キープ。玉田は果敢に前の2台のGPマシンを追いかけるが届かず3位でチェッカー。だが、GPマシンをSBで追い掛け回した激走は観客の大声援を集めた。玉田はSBでは文句なしの今季初優勝。武田はサイティングラップでトラブルが発生、最終コーナーから自走でマシンを押してピットに戻り、修復しピットスタート、最後尾から13位まで追い上げ、貴重なポイントを獲得した。

250予選では嘉陽哲久(Y)がPP獲得。決勝は小山がレースをリード、調子を上げている青山博一は3番手につけトップに迫るが、10ラップ目の1ヘアピン出口で転倒、マシンがコース上に残されたため赤旗中断。残りは21ラップとなり2ヒート制となった。2ヒート目は9ラップ目の通過順位でグリッドに並びスタート。嘉陽がトップでチェッカーを受けるが2位となった小山が1ヒート、2ヒートの合算タイムでトップに立ち今季2勝目。Honda勢トップは5位の青山博一となった。

125は菊池寛幸がPP。決勝は17歳青山周平が序盤トップに立つが、仲城英幸、藤岡祐三、菊池にパスされ後退。終盤に賭けHonda勢の三つ巴の戦いが激しさを増した。勝負は最終ラップの最終コーナー、仲城がトップ藤岡のスリップに入りパスし、今季初優勝を飾った。仲城にとって93年以来の筑波優勝。2位藤岡、3位菊池となりHondaが表彰台独占。

ST600、PPは新垣敏之(S)となるが、決勝は清成龍一と高橋英倫(Y)の一騎打ち。序盤トップにたった高橋を清成がマーク。10ラップ目に清成はトップにたつと高橋を突き放し開幕戦に続く嬉しい2勝目を挙げた。

玉田  誠(スーパーバイク/1位)
全日本を走ることが出来て嬉しい。もちろんSB優勝は目標でしたが、プロトタイプを抑えて完全優勝を飾りたかった。その可能性が1番高いサーキットだと思っていたので残念です。精一杯に頑張りましたがコーナーの立ち上がりで大きく離されてしまい、前に出ることが出来ませんでした。今年はフル参戦ではありませんが、世界に出かける目標のためにも参戦したレースは全部勝つつもりで走ります。

武田 雄一(スーパーバイク/13位)
今回はコンスタントにタイムを記録できていました。予選タイムでレースを周回出来る自信があっただけに残念です。サイティングラップでトラブルが出て、急いでピットに走ってタンクを外して確認してピットからスタート、後は夢中で走りました。次は、トップ争いが出来るように頑張ります。

青山 博一(250cc/5位)
3番手から前のふたりに追いつこうと思った矢先の転倒でした。僕のミスで皆に迷惑をかけてしまい申し訳なく思っています。ですが、幸運なことに2ヒート目のグリッドに並べ、1ヒート以上のレースをしようと思ったのですがスタートに失敗したのが響いてしまいました。それでも、これから挽回できるように頑張っていきます。

仲城 英幸(125cc/1位)
前回のテストでサスペンションを変えたのですが、金曜日が雨だったこともあり充分な煮詰めが出来なかったことで、予選ではタイムがなかなか出ませんでした。決勝ではふたりの様子を後ろから見てチャンスを待ちました。最後は前に出ることが出来るかどうかわからなかったが勝負を賭けました。筑波は苦手なコースで93年以来の優勝なので嬉しいです。

清成 龍一(ST600/1位)
序盤はミスばっかりしていて焦りがあったのでトップに出てからは、とにかく落ち着こうと自分に言い聞かせて走りました。スタッフには後続との差を出してもらうようにお願いしていて、1秒以上のサインが出た時に、今回は勝つことが出来るのではと思いました。もっと、速く走ってレコードを記録したかったので納得してはいませんが、優勝できて良かったです。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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