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全日本ロードレース選手権
CP MINEサーキット
[2002.04.14] |
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第1戦 CP MINEサーキット |
2002年 4月14日開催 |
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天候:晴れ 気温:22.6℃ コースコンディション:ドライ 観客:15,800人
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スーパーバイクで武田4位、山口6位
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今季からスーパーバイク(SB)は従来のSB、S−NKに加えJSB1000とプロトタイプ(賞典外)が加わり4クラス混走で戦われることになった。チャンピオンはSB、S−NK、JSB1000で争われる。そして、シリーズチャンピオンには文部科学大臣杯が与えられることになった。その記念すべき開幕戦はプロトタイプの梁明(S)がポールポジション(PP)獲得から優勝。SBトップは渡辺篤(S)で初優勝となり武田雄一は4位。JSB1000にCBR900RRで参戦した山口辰也は6位となった。250は横江竜司(Y)がPP、決勝は小山知良(Y)が初優勝。125は藤岡祐三がPP、決勝は菊池寛幸が藤岡とのトップ争いに100分1秒差で競り勝ち優勝。ST600は清成龍一がポールトゥウィンを飾った。 |
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SBは従来のSB、S−NKに加えてJSB1000(リッタースポーツバイク)とプロトタイプ(4ストロークのプロトタイプマシン、このクラスは賞典外)が加わり4クラス混走となる。シリーズチャンピオンには文部科学大臣杯があたえられることになった。チャンピオンはSB、S−NK、JSB1000で争われる。開幕戦にはHondaワークスチームは参戦しないため、VTR1000SPWを駆るSBの武田雄一。また、JSB1000にCBR900RRで参戦する山口辰也らに注目が集まった。
武田は開幕戦前にMINEのスポーツ走行に参加してマシンをシェイクダウン。山口は鈴鹿テストなどを入念にこなしてMINEに乗り込んで来た。だが、フリー走行からスズキ、カワサキのGPマシン、ヨシムラやケンツのプロトタイプの速さが目立つことになった。それでも山口は7番手、武田は10番手となる。予選は梁が1分23秒646でPP、2位加賀山就臣(S)、3位柳川明(K)とプロトタイプのGPマシンが並び、SB勢では渡辺が4番手でSBレコードを記録。武田は10番手、山口は11番手でグリッドに付いた。
決勝もGPマシン同士のトップ戦いとなり、梁、加賀山、柳川の順でチェッカー、4位、5位もプロトタイプ。SBトップは6位の渡辺で初優勝。その渡辺を追っていた武田は終盤、トラブルに見舞われペースアップできずに辻村猛(Y)、吉川和多留(Y)にパスされ9番手にダウンしてしまう。山口は健闘するも11番手、だが、JSB勢ではトップ。プロトタイプは賞典外でポイントが与えられないため、正式リザルトでは武田は4位、山口は6位となる。
250は横江がPP獲得、決勝は小山が好ダッシュを見せ、後続を引き離して独走し初優勝を飾った。Honda勢トップは6位の中冨伸一となった。
125では日本GP参戦は25才以下の年齢制限のため出場出来なかった仲城英幸、菊池寛幸、藤岡祐三らベテラン勢が、その鬱憤を晴らすかのように予選から果敢なアタックを繰り返し藤岡がPP獲得。決勝も3人のデットヒートとなり、藤岡が逃げ切るかと思われたが、100分の1秒差で菊池が逆転優勝を飾った。
2年目を迎えるST600は昨年のチャンピオン武田雄一がSBに専念するため参戦せず、ゼッケン1不在のレース。清成は最終予選に転倒し再スタートしながらもタイム更新しPPを獲得。決勝もホールショットを奪い4台の激しいトップ争いから、山口との一騎打ちに競り勝ち初優勝を飾った。
武田 雄一(スーパーバイク/4位)
スポーツ走行でシェイクダウンして開幕戦だったので、セットアップを詰めることがなかなか出来ずにフリー、予選、朝のフリーまで、全ての時間を使い、いろいろなことを試しました。サスペンションを付け替えるなど出来ることはなんでもやって、なんとか勝てる状況を作ろうとしましたが、うまくいきませんでした。決勝では最後に勝負を賭けようと温存していたのですが、ラストスパートしようとしたらトラブルが出てしまい、ペースを上げることが出来ずに2台にパスされるという苦しいレースになってしまいました。次回はきちんと自分の走りが出来るように努力したいと思っています。
山口 辰也(スーパーバイク/6位)(ST600/2位)
今季からチームが変わり心機一転です。JSB1000とST600のダブルエントリーで張り切っています。ST600は周回数が当初の16ラップから15ラップに変更されたということを知ることが出来ずに勝負を賭けるタイミングをミス、たいへん悔しい思いをしました。SBの方は、随分とテストをさせてもらったのですが、まだ、つめ切れていないところもあるので、次回はセットアップをきちんと出して勝負したい。
中冨 伸一(250cc/6位)
昨年は思うようなレースが出来なかったので、今年に賭ける意気込みは大きいものがありました。開幕戦が地元のMINEなので優勝を狙ってオフは時間が出来ると走りに来ていました。その成果が出てタイムアップできたと思うのですが、ライバルとの差は大きく苦しいレースです。Honda勢ではトップですが、レースで勝てるように頑張って行きたいと思います。
菊池 寛幸(125cc/1位)
今でも生活の全てを賭けてレースをしています。夢はGP、そのために頑張っているのに日本GPに参戦出来なかったのはかなりショックでした。世界GPは若手育成の場ではないと思います。若手育成は地方選手権、全日本もGPもスポーツの最高峰。そこに年齢制限なんておかしい。いつか、年齢制限がなくなることを信じてGPを目標に頑張って生きます。そのためにも全日本で無敵になれるようにしっかり走りたい。
清成 龍一(ST600/1位)
今年はST600とJSB1000のダブルエントリーです。ST600は最終予選で転倒再スタート後も無我夢中で走ったらPPが取れてホッとしました。決勝は16ラップだと思って走っていたのですが15ラップでチェッカー、トップにいた僕はラッキーな部分もあったと思います。JSBの方はリタイヤしてしまったので、次回は両クラスともいいレースがしたい。
レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
JRR オフィシャルサイト |
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