
混合気を「よく吸う」ために採用したボア径64mmの大口径スロットルボディ。エンジンが高回転になると、吸気・燃焼・排気に与えられる時間が短くなって吸排気が難しくなる。中でもピストンが下死点に向かう際の負圧だけで混合気をシリンダー内に導く「吸気」が特に難しい。そこで、スロットルボディを大径化し、空気の流入量を増やすことで、吸気効率を向上した。黄金色に輝くスロットルバルブは、ワイヤではなくモーターで駆動する「ドライブ・バイ・ワイヤ」方式を採用。アクセルペダルの踏み込み量を電気的にセンシングすることでスロットル開度をきめ細かくセッティングし、優れたコントロールクオリティーの実現に寄与させている。