2017年以来のチャンピオンを狙った竹内優菜が2位、川井麻央は3位
全日本モトクロス選手権レディースクラスは全8大会8レースが行われ、竹内優菜(TEAM HAMMER ホンダ学園)が3回の優勝を含む7回の表彰台でランキング2位、川井麻央(T.E.SPORT)が3位でシーズンを締めくくった。
開幕戦のHSR九州大会は昼頃から降り始めた雨の影響で、タイヤ選択が難しい路面状況となった。序盤からトップ争いをしたのは川井だったが、徐々にトップのライバルからは離されてしまい、2位となった。一方、竹内は1周目を3番手でクリアしたが、川井からは7秒ほどの遅れがあり、その差を詰めきれないままフィニッシュし、3位となった。
第2戦関東大会では、竹内が2戦連続となる3位を獲得。中団から追い上げた小野彩葉(T.E.SPORT)が4位、川井は転倒からの追い上げで、5位でフィニッシュとなった。第3戦中国大会は竹内、川井のHonda勢が1-2フィニッシュし、竹内はランキングトップと同点の2位に躍り出た。

竹内優菜
降雨などの影響で10分+1周に短縮された第4戦SUGO大会では、川井が引き続き好調を維持。2戦連続の2位を獲得した。竹内は他者との接触で6位だった。第5戦東北大会は竹内、川井がそれぞれ2位、3位。表彰台への登壇を果たした。
第6戦近畿大会は序盤から本田七海(ヤマハ)、川井、竹内の三つ巴の先頭争いとなった。しかし、次第に本田が遅れ始め、川井と竹内によるマッチレースに。最後は竹内が川井をかわしてトップでゴール。Honda勢にとってシーズン2度目の1-2フィニッシュとなった。
開幕戦と同じHSR九州で開催された第7戦、竹内は中盤トップを快走するも、0.4秒届かず2位となった。第8戦MFJGPは4番手につけていた竹内が、レース中盤からペースアップし、そのまま今季3勝目を挙げた。3位には川井が入り、最終戦を締めくくった。