コメント

竹内優菜(LADIES・2位)
「決勝日朝の練習走行では、好調の本田七海選手(ヤマハ)とラップタイムがほぼ同じで、これはスタートで前に出たほうが勝つと考えていました。ところが決勝の1周目に、コースサイドの杭をステップに引っかけてしまい転倒。これは負けたとその瞬間には思ったのですが、決勝の路面状況では自分のほうが本田選手よりも速く、追いつくことができました。体力には自信がありましたし、これは逆転できるかもと感じたのですが、思っていたよりも15分という時間は短かったです。優勝できなかった悔しさがある反面、前戦の直前に骨折した右手甲の状態を考えると、すごくうれしいというのも正直な気持ちです。チャンピオン争いに関しては、追う立場なのでノープレッシャーで臨めます。早く次のレースがしたいです」

川井麻央(LADIES・3位)
「予選は、原因不明なのですがチェーンまわりにトラブルが発生。1周もできずにリタイアしました。予選落ちがなかったので、決勝は走れることになりましたが、予選順位としては30番手。決勝のスターティンググリッドは選ぶ余地がなく、余った場所に入るしかないという状況でした。実際には1名が決勝出走をキャンセルしたので29番目でしたが、「どの場所でもかかってこい!」という気持ちでいました。スタート直後の1コーナーで、自分の前にいた選手がアウトに膨らみ、幸運にもちょうど自分が入りたかったラインが開きました。レース中盤に自分のミスで転倒しましたが、予選のトラブルが自分のケガにつながらない位置で発生したこともラッキー。決勝を走れたことに感謝です」

勝股七海(LADIES・4位)
「2週間前の第4戦で転倒して指を骨折。痛みがかなりある状態でしたので、決勝はなるべく楽なレースがしたいと思い、とにかくスタートで上位を確保して逃げきろうと考えました。前戦がノーポイントに終わってしまったので、今回はちゃんとポイントを獲得したいという気持ちもあり、速いラインではなく、転倒のリスクが少なくて手に負担がかからない、なるべくきれいなわだちを選んで走っていました。スピードはあるのに転倒してしまうレースを続けてきたのですが、まさにケガの功名で、今回はリザルトを残せました。大会前に全く練習できない状態で臨んだので不安もありましたが、意外と乗れたことで自信にもつながりました。今年中に1勝できるよう、ケガを治して練習をがんばります」