コメント

竹内優菜(LADIES・優勝)
「レース序盤は、前を走っていた久保まな選手のペースに飲まれてしまい、自分の走りができずにいました。ちょっと焦りましたが、久保選手を抜いたところでトップの本田七海選手が見えて、これでスイッチが入りました。普段から、路面が荒れてくれたほうが自分に有利だと思っているので、もっと荒れた状態ならさらに自信を持てたかもしれませんが、それでも本田選手に追いついた段階で、これは勝てると確信しました。本田選手にチャンピオンと最終戦の優勝を両方とも持っていかれてしまうのはあまりに悔しいので、最後に逆転でカッコよく勝ててよかったですが、目指していたのはチャンピオンなのでやはり悔しいです」

川井麻央(LADIES・3位)
「土曜日のマディではかなり良好なフィーリングでしたが、コンディションが変化した日曜日は、朝の練習走行でうまく乗れず、不安な状態で決勝に臨むことになりました。最終戦なので楽しめばいいと自分に言い聞かせ、スタートでは好位置を確保することもできたのですが、結局は淡々と走っているだけで終わり、不完全燃焼の最終戦となってしまいました。昨年はランキング2位で、しかも今年はチャンピオンが不在。実質的に自分が一番というプレッシャーがずっとあり、一度も勝てませんでした。でも今シーズンのレースによって、プレッシャーとうまく付き合う方法も学べたと思うので、来年はそれも生かしていきたいです」

畑尾樹璃(LADIES・5位)
「昨年はレディースクラスのチャンピオンを獲得して、今季はウィメンズモトクロス世界選手権に挑戦していました。前戦とこの最終戦にスポット参戦しましたが、前戦は転倒から追い上げられずに終わりました。今回も5位でしたが、世界選手権の参戦マシンはCRF250Rなので、CRF150Rには1年近く乗っておらず、意外と乗り替えが難しかったという印象です。改めて150に乗ってみると、本当にコンパクトだなと感じます。世界選手権に参戦してみて、マシンだけでなく意識の差もかなりあると痛感しました。この先、日本の女性ライダーたちに、もっと世界を目指してもらいたいと願っています。そのためには、日本でも普段から250に乗っておくことが大切だと思います」