HAPPY CAR LIFE
クルマの基礎知識

知っておきたいクルマの主要諸元(スペック)

主要諸元(スペック)を覚えておけば、 購入時や日常でも役に立つことがあります。

押さえておきたい6つのポイント

クルマには、その性能がわかるように主要諸元というものがあります。
聞きなれない専門用語もありますが、6つのポイントさえ押さえておけば、よりライフスタイルに合ったクルマ選びができるのです。
賢いクルマ選びをするためにも、主要諸元を知ることも大切です。

ポイント1/寸法と重量

クルマの購入時に、まず確認したいのがクルマのサイズとなる寸法です。寸法は、全長・全幅・全高の3つが表記されています。
車庫や駐車場、またそこまでの道路の広さなどにも影響しますので、選びたいクルマの寸法としっかりと比較して検討しましょう。

全長…クルマの前後の長さ
全幅…クルマの横幅。1.7mまでは5ナンバーサイズ
     1.7mを超えると3ナンバーサイズになります
全高…クルマの高さ
     立体駐車場などは高さ制限がある場合もあります

また、車両重量は諸費用にも含まれる重量税と関係しますので、確認が必要です。さらに一般の道路や橋脚などでは重量制限がある場合や、立体駐車場でも重量制限がある場合もありますので確認が必要になります。

ポイント2/最小回転半径

最小回転半径とは、ハンドルをめいっぱい切ってゆっくり旋回した時にいちばん外側のタイヤの中心が描く円の半径を示したものです。この数値が小さいほど、クルマは小回りが利くので狭い道やUターンなどの際は有利になります。

ポイント3/駆動方式

クルマはエンジンの力を車輪に伝えることで走ることができます。
エンジンと駆動する車輪の配置の違いが駆動方式の違いというわけです。

「主な駆動方式」
FF…エンジンを前方に配置して前輪で駆動する方式
FR…エンジンを前方に配置して後輪で駆動する方式
4WD…4つのタイヤが駆動する方式

ポイント4/最高出力と最大トルク

最高出力と最大トルクとは、エンジンが発揮する性能のことを表しています。最高出力は馬力とも呼ばれて、kW(キロワット)やPS(馬力)で表記されています。

出力…クルマが加速する時などに必要な力
トルク…停止しているクルマが発進する時などに必要な力
     数値が大きいほど、速いまたは力のあるクルマだと言えます。

※実際にクルマを運転する際は、これらの数値だけでは推し量れないことがあります。

ポイント5/総排気量

総排気量とは、エンジンの容量を表しています。数値が大きいほど、より大きな力を発揮しますが、同時にたくさんの燃料を必要とします。
また、自動車税は総排気量をもとにかかる税金なので、購入の際は十分に確認しておきましょう。

※軽自動車は総排気量が0.66L以下と定められています。

ポイント6/燃料消費率(燃費)

燃料消費率とは、一定の条件下で測定された燃費を表しています。
燃費は、燃料1リットルあたりで走行できる距離を表したものです。

実際にクルマを使用する状況下では変わることが多いので、記載された燃料消費率は、あくまでも燃費の目安と考えると良いでしょう。

型式とボディカラーが知りたい

万が一、ボディやバンパーを擦ってしまったり、キズがついてしまった時に応急処置としてタッチアップペイントなどを用いることもあると思います。また、外装パーツなどを注文する時など、正確なボディカラー(外装色記号)が必要になったことはありませんか。

クルマの型式・車体番号・外装色・内装色は、インフォメーションラベル(サティフィケーションプレート)に記載されています。
インフォメーションラベルは、通常はエンジンルームの中やフロント席のドアを開けたボディ側などに張り付けられていますが、車種や年式によって異なる場合もあります。