HAPPY CAR LIFE
トラブルシューティング

オーバーヒートって?

安全な場所にクルマを止めて、 正しくエンジンを冷やしましょう。

オーバーヒートって何?

エンジンの冷却水温度が上がり過ぎてしまい、エンジンが正常に働かなくなってしまう現象のことです。

沸騰した冷却水の蒸気がラジエーターキャップなどから吹き出してしまうこともあります。

そのまま走り続けるとエンジントラブルの原因になりますので、もしオーバーヒートになったら正しく対処し、すぐにHonda販売店で点検を受けるようにしましょう。

原因と予防法は?

オーバーヒートの主な原因としては、下記のようなものが考えられます。これらの点を踏まえて定期的な点検をすることで、事前にオーバーヒートを予防しましょう。

  • 冷却水の減少、または漏れ
  • ラジエーターキャップやホース類、ウォーターポンプ等の シール類の劣化による冷却水の漏れ
  • ラジエーター内部、サーモスタット、冷却水循環経路の詰まり
  • ウォーターポンプを駆動するベルトのゆるみ、電動ファンの作動不良
  • エンジンオイルの不足や極端な劣化
  • ごみや雪などで、ラジエーター前部が塞がれることによる、風の通り悪化
  • 冷却水濃度の劣化
  • 必要以上の高負荷・高回転での、低速・長時間走行
オーバーヒートの見つけ方

オーバーヒートしている場合、水温計の温度が異常に高かったり、高水温警告灯が点灯したりしますので、まず水温計または高水温警告灯を確認してください。

また「エンジンの力が急に落ちる」「エンジンから異音がする」「エンジンオイルの焼けた臭いがする」「エンジンルームから蒸気が立ち昇る」などの現象が見られたらオーバーヒートの可能性がありますので、点検が必要です。

オーバーヒートしてしまったら?

オーバーヒートしてしまったら、まずは安全な場所に車を止めてHonda販売店に連絡してください。

注意!!
ボンネットから蒸気が出ている場合

そのままボンネットを開けようとすると高温蒸気により火傷の恐れがあります。
安全な場所に車を止めてからエンジンも止め、エンジンを冷ましてください。

点検について

エンジンが十分に冷めたら、冷却水量やホースなどからの水漏れがないか点検をしてください。
エンジンや冷却水が十分に冷めていないと、圧力により熱湯が吹き出す恐れがあります。
必ず冷めたことを確認してから、ラジエーターキャップを開けて冷却水量を確認してください。

もし冷却水量が不足していたら、冷却水または応急処置として水を補給します。
その後は、できるだけ早くHonda販売店にて点検を受けてください。