NSX-GT 2008 Model spec.

主要諸元

(2008年型NSX-GTと、NSX タイプRとの比較)

 

NSX-GT 2008 (3.5L 6速マニュアル) NSX タイプR (3.2L 6速マニュアル)

寸法・重量・乗車定員

 

車名・型式

NA2

ホンダ・ABA-NA2

 

全長×全幅×全高(m)

4.610×2.000×公表せず

4.430×1.810×1.160(1.335)

 

ホイールベース(m)

2.530

2.530

 

トレッド(m) 前/後

公表せず

1.510/1.540

 

最低地上高(m)

0.060以上

0.125

 

車両重量(kg)

1,140以上

1,270

 

乗車定員(名)

1

2

 

室内寸法(m) 長さ×幅×高さ

NSX タイプR 同等

0.920×1.460×0.980

エンジン

 

エンジン型式

C32Bベース

C32B

 

エンジン種類・シリンダー数及び配置

水冷V型6気筒縦置

水冷V型6気筒横置

 

Vアングル(°)

90

90

 

弁機構

DOHC ベルト駆動 吸気2 排気2

DOHC VTEC ベルト駆動 吸気2 排気2

 

総排気量(cm3

3,494

3,179

 

内径×行程(mm)

公表せず

93.0×78.0

 

圧縮比

公表せず

10.2

 

スロットル制御方式

機械式

ドライブ・バイ・ワイヤ(DBW)

 

燃料供給装置形式

電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)

電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)

 

使用燃料種類

無鉛プレミアム

無鉛プレミアム

 

燃料タンク容量(L)

公表せず

70

 

潤滑方式

ドライサンプ方式

圧送式

性能

 

最高出力

370kW[500PS]以上

206kW[280PS]

 

最大トルク

400N・m[40.0kg・m]以上

304N・m[31.0kg・m]

 

最小回転半径(m)

データなし(ピットアウト可能範囲)

5.8

動力伝達・走行装置

 

変速機形式

常時噛合式

常時噛合式

 

変速機操作形式

フロア シーケンシャル・チェンジ式

フロア Hパターン・チェンジ式

 

ステアリング装置形式

ラック&ピニオン式 EPS付き

ラック&ピニオン式

 

タイヤ(前・後)

330/40R18 ・ 330/45R17

215/40R17 ・ 255/40R17

 

主ブレーキの種類・形式(前/後)

油圧ベンチレーテッドディスク

油圧ベンチレーテッドディスク ABS付

 

サスペンション方式(前/後)

ダブルウイッシュボーン式
プッシュロッドインボードダンパー

ダブルウイッシュボーン式

 

スタビライザー形式(前/後)

トーション・バー式

トーション・バー式

NSX-GTの歩み

参戦当初の1997年型、ダブルタイトルを獲得した2000年型、2007年型NSX-GTのアウトライン。

1997

ドライバー:
黒澤 琢弥/山本 勝巳(No.18 avex 童夢 無限 NSX)

【 1997年型NSX-GTの戦績・エンジン仕様 】

最高順位:2位(2回)
エンジン:水冷4サイクル・3.5L・V型6気筒・横置き・DOHC・4バルブ

SUPER GTの前身となる全日本GT選手権(JGTC)の1997年第2戦でデビュー。ベースとなるのは1996年に登場したNSX type S。エンジンはベースモデルの3.2Lから、3.5Lへと拡大されていた。パワーで勝るライバル勢を相手に、高いコーナリング性能を武器に渡り合い、デビュー戦から予選6位を獲得。終盤戦ではポールポジションも獲得し、2回に渡って2位表彰台に登るなど、その存在は衝撃をもって迎えられた。

1997

ドライバー:
中子 修/道上 龍/光貞 秀俊(No.16 Castrol 無限 NSX)

【 2000年型NSX-GTの戦績・エンジン仕様 】

最高順位:1位(4回)
エンジン:水冷4サイクル・3.5L・V型6気筒・横置き・DOHC・4バルブ

さらに熟成の進んだ2000年型は、シーズン初戦から速さを見せ、第2戦からは、それぞれ異なるチームながら何と3連勝を飾るという、驚異的な速さと強さを見せた。最終戦で道上 龍/光貞 秀俊組のCastrol 無限 NSXが念願のチャンピオンに輝き、ドライバーズタイトル、チームタイトルのダブルタイトル獲得となった。

1997

ドライバー:
伊藤 大輔/R.ファーマン(No.8 ARTA NSX)

【 2007年型NSX-GTの戦績・エンジン仕様 】

最高順位:1位(5回)
エンジン:水冷4サイクル・3.5L(4.0L)・V型6気筒・縦置き・DOHC・4バルブ

スピードの抑制による安全性の向上を狙って、車体底面にブロックを設置する、ステップドボトム規定が導入された2007年。低減されるダウンフォースの影響を極力抑えるべく開発が進められたNSX-GTは、シーズン中5回の優勝を果たし、ARTA NSXの伊藤 大輔/R.ファーマン組によるダブルタイトル獲得となった。