2001年4月発表 2003年終了モデル
この情報は2003年現在のものです。

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  最適な燃焼効率により低燃費を実現するとともにダイナミックで爽快な走りを体感できるエンジン搭載。  
     
  191kW[260PS]を発揮する3.2L V6 VTECエンジンを搭載し、より強く、よりダイナミックに、より優雅に、より繊細に。 自然吸気エンジンでなし得る限りの速度と快適性を実現しました。  

     
ハイパワー、フラットなトルクを重視した3.2L。
爽快な高回転フィール、豊かなトルクでスポーティ感を追求した2.5L。
 
 
  3.2Lエンジン
 
〈デュアルサイレンサー概念図〉
  デュアルサイレンサー概念図
モータースポーツで培ったレーシングテクノロジーを応用した、新開発の3.2Lパワーユニットを搭載したTYPE S。自然吸気エンジンとしてクラス最強のクイックレスポンスとパフォーマンスを実現しました。エアファンネル形状の大型吸気ダクト、64mmの大口径スロットルボディによりエアインテークシステムの特性を改善。Honda独創の可変バルブタイミング・リフト機構をもつVTECエンジンに共鳴吸気と慣性吸気を行う2段切り換え可変吸気システムを組み合わせることで、低・中・高回転の3ステージで吸気効率を向上しました。この3ステージチューンによって、191kW[260PS]のハイパワーと力強さを持続するフラットなトルク特性を獲得しています。また、触媒の通過抵抗を低減し、エキゾーストパイプ径をアップするとともに大容量デュアルサイレンサーを採用。排気抵抗を低減することで、パワーアップに貢献しています。
いっぽう、2.5Lエンジンは3ステージチューンに加え、「爽快な高回転フィール」をテーマに、スポーティ感を追求。最高出力147kW[200PS]、最大トルク240N・m[24.5kg・m]というパフォーマンスを発揮します。豊かなトルクがもたらすダイナミックな加速感とアクセルワークに俊敏に応える、ダイレクトなレスポンス。また、2.5Lエンジンでも60mmの大口径化及び集合部をスムーズにしたエキゾーストパイプを採用し、高効率化を図っています。
さらに、3.2L・2.5Lともにダイナミックなパフォーマンスを発揮しながら、平成12年基準排出ガスより50%以上低減した「優-低排出ガス」認定取得のクリーンな排出ガスを実現しています。
 
     
新ノックコントロールシステムの採用により主に低回転域のパワーとレスポンスを向上  
  燃焼の状態を繊細に検知し、ガソリンのオクタン価を瞬時に推定。ノッキングを起こさない限界まで、より正確に点火時期を制御する新ノックコントロールシステムを両エンジンに採用しました。これにより、エンジンパワーを最大限引き出し、特に低回転域のパワーとレスポンスを実現しています。  
     
フルフロートピストンなどの振動低減技術によりスムーズで軽快な回転フィーリングを実現  
  60°バンクの採用により一次慣性偶力振動を大きく低減することができましたが、高出力化によって必然的に高まる振動や音を抑えるために、さまざまな技術を搭載しています。まず、特に高回転域で振動の少ないスムーズな回転フィーリングを実現するために、ピストンとピストンピンのクリアランスを減少させ打音を低減するフルフロートピストンを採用。さらに、クランクシャフトの剛性アップ、コンロッドやピストンの軽量化、点火時期の最適化などにより、全域できわめて振動・音の少ない快適な回転フィーリングを実現。また、吸気系にレゾネーターチャンバーを採用し、吸気音の低減も行っています。  
  〈NEWセイバーの主なエンジン技術〉  
  NEWセイバーの主なエンジン技術  
     
排気清浄化と暖気時のドライバビリティを向上する始動AAI(エアアシストインジェクター)システム  
 
エンジン冷間時の始動性を向上させ、暖気過程には安定した燃焼を実現して有害物質である炭化水素(HC)を低減させるためにAAIを採用しました。エアインテークから2次エアー経路によってバイパスさせた空気を各気筒のAAIに供給することで燃料の霧化を促進し、燃焼を安定させるシステムです。アシストする空気量は、エンジンの水温によって増減します。 〈AAIシステム概念図〉
  AAIシステム概念図
 
     
パワー向上と低燃費のために動弁系のフリクションロスを低減。  
 
メカニカルフリクションを低減し、パワーと燃費を向上させるために、従来は焼結チップなどによる硬化処理を行っていたロッカーアームの摺動部に、ローラー機構を使用したローラーフォロアー・ロッカーアームを採用しています。 〈ローラーフォロアーの構造概念図〉
  ローラーフォロアーの構造概念図
 
     
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