インディカーは1911年に始まったインディアナポリス500マイル・レース(Indy500)を走るマシンのことで、アメリカ特有のオーバルコースを走ることが最大の特徴です。最高時速380km以上の高速で駆け抜ける姿に、熱狂的なファンの間では“グラウンド・ロケッツ”(地上のロケット)といった愛称で呼ばれることもあります。

現在はエンジンがHonda、タイヤはファイアストン(ブリヂストン)のワンメイクで、シャシーはIndy500のみ2メーカーから選択できますが、レギュラーチームのほとんどがダラーラ製を選択しているため、ほぼ単一供給の状態。チームが自らマシンを開発して製作する必要はなく、メーカーから市販シャシーを購入し、エンジンやタイヤをリースして参戦することができます。
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F1と同じ一人乗りで、日本ではフォーミュラカーと呼ばれるタイプのレーシングカーですが、アメリカではフォーミュラとは呼ばず、タイヤが露出していることからオープンホイールと呼ぶことがほとんど。

まさにアメリカン・オープンホイール・レースの頂点、それがインディカーです。