
あ
青首ダイコン
あおくびだいこん 根元が淡緑色になるダイコンの一品種。水分が多く、甘みがつよい。地上に伸びる性質があるため、収穫しやすい。
|
赤サビ病
あかさびびょう 赤サビのようなものが葉や茎に発生し、生育が阻害される病気。ネギなどに多く見られる。
|
赤玉土
あかだまつち 火山灰土をふるいにかけ、小粒から大粒まで、大きさごとに分けた基本的な用土。排水性、保水性、通気性のよい酸性土で、タネまき用土などに混ぜて使う。家庭菜園では小粒を用いることが多い。
|
秋ナス
あきなす 7月下旬〜8月上旬に株全体の枝を3分の1〜2分の1に更新剪定し、新しく伸びた枝に8月末頃から実るナスのこと。夏の収穫物よりおいしいといわれる。
|
秋まき
あきまき 秋にタネをまいて、冬から春にかけて収穫を行う栽培。
|
浅植え
あさうえ 苗や球根の根が地表から出ない程度に、浅く植えつけること。
|
油カス
あぶらかす ナタネ、ダイズ、綿実などの油脂作物の種からあぶらを搾ったあとのかすで、チッ素分を多く含む有機肥料として代表的なもの。
|
あんどん仕立て
あんどんじたて 数本の支柱を立てて周囲を輪やひもで囲い、つるや茎をまきつかせて育てる栽培方法。
|
アンモニアガス
チッ素と水素の化合物で、刺激の強い悪臭がある無色の気体。水によく溶け、アルカリ性。土の酸度がアルカリ性に傾くと野菜の生長を阻害する。
|
育苗
いくびょう ポットなどにまいたタネや、さし木などで増やした苗を、植えつけができる状態まで管理して育てること。
|
育苗箱
いくびょうばこ |
石ナス
いしなす かたくて光沢のないタネなしのナスの果実を指していう。低温による受精不完全による。
|
移植
いしょく 苗を植えかえること。
|
移植ゴテ
いしょくごて ポットや鉢に土を入れたり、苗の植えつけの際に植え穴を掘ったり、土を混ぜ合わせたりするときに使う小型のコテ。
|
移植栽培
いしょくさいばい ポットや鉢から、畑などへ移し植えること。
|
一代交配品種
いちだいこうはいひんしゅ 「一代雑種」や「F1品種」ともいう。遺伝的に異なる個体間で交雑して生まれた、雑種一代目の品種のこと。生育が旺盛で、そろいもよく、育てやすい。ただし、自家採種はできない。
|
一年草
いちねんそう 発芽から開花、枯死までが一年以内の植物。本来は多年草でも、日本の気候のもとでは一年草として扱われる植物も多く、野菜の多くがこれに該当する。
|
一番花
いちばんか その株で最初に咲く花のこと。ミニトマトなど房状に花がいくつか集まるものは「第一花房」という。
|
一番果
いちばんか その株で最初に実る果実。
|
1本立ち
いっぽんだち 苗や株を間引き、よいものを1本だけ残すこと。
|
忌地
いやち 同じ畑で同じ作物を栽培したとき、芽が出なかったり、枯れたりするなど生育不良になる現象。
![]() |
う
ウイルス病
ういるすびょう ウイルスが植物の細胞に寄生することで、細胞障害・細胞増殖といったさまざまな疾病を起こすこと。それぞれのウイルスによって病態は異なる。
|
ウイルスフリー
苗やタネイモなどがウイルスに感染していない、または保有していないこと。
|
植え傷み
うえいたみ 植えつけ作業などで根を傷め、植物の生長が阻害されたり、枯れたりすること。
|
植えつけ
うえつけ 苗やタネイモを、畑やコンテナに植えること。「定植」ともいう。
|
植え溝
うえみぞ ジャガイモやネギなどを植えつける際に掘る植えつけ用の溝。
|
畝
うね 耕した土を10〜20cmの高さに細長く盛り上げたもの。ここにタネをまいて、苗を植えつける。
|
畝肩
うねかた 畝の端のこと。畝幅の盛り上がっている両端の部分を肩という。
|
畝幅
うねはば 畝の肩から肩までの距離。
|
畝間
うねま 畝と畝の間。
|
え
栄養系
えいようけい つぎ木やさし木など、タネをまかずに増やす植物。タネから育てると、親と同じ形質にならないことが多い。
|
腋芽
えきが 葉のつけ根から出る芽のことで、わき芽ともいう。
|
液肥
えきひ 化学肥料のひとつで、肥料の原料を水で薄めて液体状にした肥料。速効性があり、追肥に使う。
|
塩安
えんあん 塩化アンモニウムの略称。
![]() |
塩化カリ
えんかかり 塩化カリウムのこと。カリ岩塩として自然界にあるもの。肥料の三要素のひとつで「根肥(ねごえ)」ともよばれ、根や葉を丈夫にし、病気に強い体をつくる。
|
塩化アンモニウム
えんかあんもにうむ チッ素肥料の原料として使われている。
|
塩類集積
えんるいしゅうせき ハウス栽培などで、雨による肥料分の流出が少ないために肥料の塩類が土に蓄積し、根が傷んで生育障害を起こすこと。
![]() |
塩類障害
えんるいしょうがい 肥料に含まれる塩類が土に残存し、その結果、塩類濃度が高くなり、根が傷害を受けて生育不良となること。ハウスなどの土壌で見られる。
![]() |
お
黄化
おうか 緑色植物が、光などの欠乏や病気などにより、葉緑素が形成されず、黄白色になる現象。
|
晩生
おくて 品種の中で、収穫までの期間が比較的長いものをいう。たとえば、ハクサイでは、タネまきから収穫まで65〜70日を早生、80〜85日を中生、90〜100日を晩生とよぶことが多い。
|
遅霜
おそじも 春から初夏にかけて降りる霜のことで、晩霜(ばんそう)ともいう。植えつけ後に霜が降りると苗が枯死するため、トマト、キュウリなどの果菜類の苗の植えつけは、晩霜の恐れがなくなったころに行う。
|
親づる
おやづる 最初に子葉から伸びたつるのこと。わき芽から伸びたつるは、子づるという。
|
オルトラン
有効成分アセフェートを含む薬剤の製品名で粒剤や水和剤などがある。ヨトウムシ・アオムシなどの食害性害虫やアブラムシ・ヨコバイなどの吸汁性害虫に効果がある。
|
お礼肥
おれいごえ 収穫後、疲労した株に施す肥料のこと。株を回復、再生させるために行う。
|

