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船のヒラメ釣りの道具

船からのヒラメのエサ釣りは、生きたマイワシを使った食わせ釣りが一般的だ。マイワシが入手できない場合にはカタクチイワシや小サバ、小アジで代用することもある。ひと昔前はロングロッドの置きザオ釣法が流行ったが、最近はヒラメがイワシをくわえた「前アタリ」から、食い込みまでの反応が細かく伝わる短ザオの手持ちザオ釣法が主流になっている。
仕掛けはイワシの泳ぎを邪魔せず、一定の遊泳層を保持できるように工夫した“捨てオモリ式仕掛け”を使う。さらに、ヒラメは一番軟らかくて美味しいイワシの腹部をねらって攻撃してくることを想定し、親バリと孫バリと呼ぶ上下直結式の2本バリが主力になっている。
関東の各漁港から出船しているヒラメ釣り乗合船の常用オモリは60〜80号。このほか、水深20m以内の浅場をねらう夏ビラメ釣りシーズンにはアジやタチウオと同じく、オモリ40号を背負うライトタックルを使える船宿もある。

ウエア

ヒラメ釣りは波風の影響を受けやすい外海の釣り場が多く、特に秋以降は防水防風とともに防寒にも優れたセパレートタイプのレインウエアを着用し、防寒デッキブーツを組み合わせることを心がけよう。併せてショルダーもしくはウエストベルト型の救命胴衣も忘れず着用する。

サオ、リール、ライン

船のヒラメ釣りには両軸受けリールタックルが定番になっている。全長2.4~2.7mクラスのヒラメ専用ザオが市販されており、好みで7:3の先調子と6:4の胴調子を選ぶことが可能。両軸受けリールはPEラインの3〜4号が200m巻ける中小型サイズがマッチし、重量感あふれる大ビラメがヒットした際には無理をせず、ジリジリとミチイトが出ていくドラグの優れた高級モデルをすすめたい。また、最近では超小型の電動リールを愛用するファンも多く、浅場の夏ビラメ釣りなら万能タイプのライトタックルでも楽しめる。

タックルバッグ

タックルバッグは波しぶきや雨などに強いEVA一体成型の船釣り用がよく、スペア仕掛け用に小型バッグのほかサイドバッグを取り付けるなど整理整頓しておくと万全。お尻が痛くならない防水クッションも必需品の一つだ。

ロッドホルダー

ヒラメ釣りでは簡易タイプではなく、しっかりとした片足タイプの中型ロッドホルダーがおすすめ。釣り座の左右どちらかの船べりにセットしておき、ポイント移動時や仕掛けのチェック、エサの交換時などにサオを置く。

予備仕掛け

北本さんは使用頻度が高い号数別のハリススイベルなどの接続具、自作仕掛けをタックルバッグ上部のチャック付きトレーに収納している。

オモリ

主に小田原型や六角型と呼ぶオモリを使い、その号数は60号と80号の大小を用意しておけば充分。また、細長いドウヅキ型オモリでもよい。

ハサミ、プライヤー類

ハサミのほか万能プライヤー、クイックハリ外し兼ギャフ、そして釣りあげたヒラメなど獲物を生き締めにする小型包丁は必需品。

クーラーボックス

平べったいヒラメを保冷するには横長タイプのクーラーボックスが収納しやすく、容量は少なくても30〜40Lの大中型を選ぶ。
※このコンテンツは、2018年9月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
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