- 分布
- 北太平洋の亜熱帯~温帯海域に生息。日本近海では暖流に沿った海域に多い。
- 大きさ
- 最大で約50cmになる。
- 釣期
- ほぼ1年中。脂の乗る冬が最盛期とされる。
- 棲んでいる場所
- 沿岸から沖合の表・中層を大群で回遊している。
- 生活史
- 回遊は季節的なサイクルがあり、春は北上、秋になると南下する群れが多い。
繁殖期は2~8月ごろ。約10万~150万個と膨大な数の卵を産むが、そのほとんどは成長の途中で捕食されてしまう。
- 特徴
- 体は細長い紡錘形で、ゴマサバに酷似しているが、断面がやや平たい。青緑色の背中に黒い波のような模様が入り、腹側は銀白色で模様はない。
肉食性で、動物プランクトンや小魚、頭足類などを好んで食べる。
- 主な釣り方
- 群れが接岸している時は、堤防などからサビキ釣りで数がねらえる。沖釣りではカゴ釣り、ウイリー釣りなど。ルアーでも簡単に釣れるため、人気が上昇している。
- 美味しい食べ方
- 旬は脂が乗った冬。釣ってすぐに締めた新鮮なものは刺身でも食べられるが、サバの生き腐れという言葉があるくらいなのでシメサバが無難。ほかには塩焼き、味噌煮、フライなど。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。