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釣行計画を立て早朝の港に集合

ヒラメ船の朝は早い。
前日夜7時までに予約の電話を入れたら余裕を持って集合場所へ向かう

生きたイワシをエサに使うヒラメ釣りは、関東エリアなら太平洋に面した各所の漁港から出船している。主な港は、千葉県の外房地区にある勝浦港(勝浦市)や大原港(いすみ市)、九十九里の片貝港(山武郡)、銚子近くの飯岡港(旭市)、そして銚子地区の外川港や犬若港(銚子市)など。さらに利根川を越えて茨城県に入ると波崎港(神栖市)、鹿島港(鹿嶋市)、大洗港(東茨城郡)と続き、交通の便など諸条件を考慮して好みの出船地を選ぶことができる。

乗船システムは個々の釣り人が同乗する「乗合船(のりあいせん)」と、仲間で1隻を貸し切る「仕立船(したてせん)」とがある。一般的には、自分の休日と最新の釣果情報(ほとんどの船宿は当日の釣果をホームページで随時掲載している)、そして天気予報を照らし合わせ、乗合船に乗船する。

その際、ヒラメ乗合船は、釣行前日までに電話で予約連絡しておく「予約乗合制」が一般的。船宿の朝は早いので、予約の電話連絡は遅くとも前日の午後7時の時間帯までにすませるのがマナーだ。船宿は前日午後7時の天気予報に合わせて、出船の最終判断をする所が多い。

なお、予約の際は、季節によって変わる「出船時間/帰港時間」はもちろんのこと、「集合場所/集合時間」、「乗合料金/エサ代」、「レンタルタックルの有無/料金」など不明な点を遠慮なく確認しておく。近年はマイカー利用が多いが、電車釣行を希望するお客さんのために、最寄りの駅や高速バスのバス停などに送迎サービスを行なっていたり、仮眠が取れる前泊スペースを用意している船宿もある。

ヒラメ乗合船の朝は早い。集合は夜明け前。漁港岸壁に停泊している釣り船に明かりが灯る。地域によってはヒラメ船ばかりでなく、マダイやイカなど季節に応じたターゲットをねらう他の船も見られる
今回乗船したのは銚子外川港の「福田丸」。集合場所は停泊している岸壁。真っ暗な漁港で受付・集合場所を捜すのは大変なので、予約時など事前にあいまいさを省いておいてから自宅を出発したい。
◎福田丸
千葉県銚子市外川町1-108295
TEL:0479-22-5741
港に着いたらフィッシングウエアに着替え、今一度忘れ物がないか確認してから、釣り道具を持っていざ乗船!
出船時間を前に、水槽付きのトラックが到着。エサのマイワシがてきぱきと船に積み込まれる
乗船したら船べりにロッドホルダーをセットし、サオとリールのタックルを準備したら、その他の釣り道具は移動時に風波で飛ばされないようにまとめておく。その後は、安全のためキャビンに入って釣り場へ向かう
釣り座は常に整理整頓。ロッドホルダーは左右好みの位置に取り付け、防水クッションを置いた釣り座の脇にはタックルバッグと小型バッグを配す。後方にクーラーボックス、足もとに給水ホース付きの大型バケツがある
※このコンテンツは、2018年9月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。