“Euro way”に育まれ、TYPE Rが遂げた独自の進化。
それは、サーキットで鍛えた圧倒的なポテンシャルを核としながら、
欧州特有のさまざまな道路環境の下でも一体感と安心感で人をつつみ込む、
洗練された速さの追求。

エンジンは、Honda独創のVTECとVTCによる高知能なバルブ制御により
全域で高性能を生む自然吸気の2.0L DOHC i-VTEC。高出力、優れたレスポンスと
ともに与えられた特徴は、2次バランサーの採用である。
無用の振動を大幅に抑えたスムーズな回転フィールは、突き抜けるような加速に
一層の官能を加え、ロングドライブのストレスも軽減する。

さらに特筆すべきは、荒れた路面、連続するコーナー、
高い制限速度という欧州特有の環境に対するボディと脚まわりである。

ボディは剛性、特に捩じれ剛性を徹底的に強化。
アンジュレーションでの歪みを抑えてサスペンションを有効に機能させ、
安定した挙動としなやかな乗り味を生んでいる。
サスペンションセッティングは、サーキット走行のみを考えれば
引き締めることで安定性を高めるところだが、安定性を確保しつつも、
よりストロークさせる方向でしなやかさの確保に注力している。
前後バランスを最適化した上で、小入力時には高い減衰力で操縦安定性を
確保する一方、大入力時の減衰力を必要以上に高めない設定で
凹凸路でのフラット感を向上。これには、欧州でも評価の高い
SACHS社製ダンパーも大きく寄与している。

圧倒的かつ洗練されたオンロードパフォーマンス。
絶対的な速さとともにある、幅広い領域での卓越したドライバビリティ、
大人の感性を満たすクォリティ。それらを、
見る者の心を強く揺さぶる独創のデザインに結実させている。

─── CIVIC TYPE R EURO。

そこにあるのは、スペックだけでは語ることのできない深い味わい。
多くの人がドライビングの愉しさを人生の愉しさとするヨーロッパ。
そこで鍛え、磨かれ、賞賛された、スポーツカーとしての在り方、奥深さを
走りを愛する日本のドライバーにも感じていただきたい。
その想いをのせたHondaの結晶がここに。

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