Honda Motor Sports

今年の全日本トライアルは、４年間王座を守り続けてきた藤波貴久が、世界選手権に専念するために前半戦を欠場。その藤波とチャンピオン争いを繰り広げてきた黒山健一に、今年から移籍した小川友幸や成田匠、渋谷勲、田中太一らのライダーがどこまで迫れるか注目されるシーズンとなった。開幕戦は、安定した走りを見せた小川が優勝。黒山はミスを連発し、まさかの５位と大きく出遅れてしまう。第２、３戦は、黒山が連勝するも、小川がぴったりと２位をマークし、ポイントリーダーをキープした。第４戦から、世界選手権帰りの藤波が復帰。世界のトップライダーと戦ってきた経験と技術を生かし、後半戦だけで３勝を挙げ、年間ポイントでも５位を獲得。年間チャンピオン争いは、第６戦で優勝した黒山と３位の小川が最終戦を残し、同ポイントで並ぶ大接戦に。最終戦は、両者万全の走りとはいえなかったものの、黒山が２位、小川３位となり、黒川の５年ぶり３度目のチャンピオンが決定した。

Pos	ライダー	マシン	TTL	1	2	3	4	5	6	7

1	黒山　健一	Beta	118	11	20	20	17	13	20	17
2	小川　友幸	Honda RTL250R	116	20	17	17	15	17	15	15
3	渋谷　　勲	Yamaha	89	13	15	13	11	15	11	11
4	成田　　匠	Yamaha	79	15	13	11	10	11	10	9
5	藤波　貴久	Honda RTL250R	77				20	20	17	20
6	山田　哲也	Honda RTL250R	58	9	9	10	7	8	7	8
7	三谷　英明	Honda RTL250R	57	7	10	9	8	7	9	7
8	田中　太一	Gas gas	51	17		15	9			10
9	野崎　史高	Scorpa	49				13	10	13	13
10	白神　孝之	Sherco	41	10	11	8		6	6
11	岡村　将敏	Beta	37	8	7	7	6	9
12	本多　元治	Honda RTL250R	34	6	8	6			8	6

			第1戦　3/17　関東・真壁

			第2戦　3/31　九州・猿ヶ城

			第3戦　5/5　近畿・猪名川

			第4戦　8/4　北海道・わっさむ

			第5戦　9/15　中国・原瀧山

			第6戦　10/13　中部・坂内

			第7戦　10/27　東北大会（宮城県・スポーツランドSUGO）