鳥羽が日本人初のクラス優勝を果たし、総合4位に

Moto3クラスは、Asia Talent Teamから鳥羽海渡、佐々木歩夢、真崎一輝の3人の将来有望な日本人ライダーが参戦。鳥羽が総合4位、佐々木は総合6位、真崎も総合10位と、そろってランキングトップ10入りを果たす活躍をみせました。

開幕戦バレンシア大会レース2において、2番グリッドからレースに挑んだ鳥羽は、マルコス・ラミレス(KTM)とトップ争いを繰り広げると、ファイナルラップでトップに躍り出てそのままチェッカー。日本人ライダーとして初のMoto3クラス優勝という快挙を達成し、幸先のいいスタートを切りました。

続く第2戦ル・マン大会でも、鳥羽は2番グリッドからレースに臨み、終始トップグループを形成。し烈なトップ争いを演じ、2戦連続で表彰台を獲得と、前戦から続く好調ぶりをみせます。

第4戦カタルニア大会は、チームメートの佐々木がレース1で3位表彰台、レース2では惜しくも表彰台には届かなかったものの、大会を通して勝負強さをみせました。

シーズン中盤を迎えた第5戦アルバセテ大会では、鳥羽が3列目からの追い上げで3位表彰台を獲得。その後の大会でも着実にポイントを獲得し、総合4位となりました。

最終的に、佐々木は第4戦カタルニア大会で3位表彰台を獲得したほか、ほとんどの大会においてトップ10入賞を果たし、総合6位でシーズンを終えました。真崎は、全8大会12レースのうち10レースをポイント圏内でフィニッシュ。第7戦へレス大会レース1では鳥羽、佐々木を上回る5位となり、ポテンシャルの高さを示しました。

鳥羽海渡

鳥羽海渡

佐々木歩夢

佐々木歩夢

真崎一輝(#31)

ポイント

順位 No. ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7 8
148L.デッラ・ポルタハスクバーナ2141116251625252520208320
242M.ラミレスKTM20525201325420252520253
323R.フェルナンデスハスクバーナ137107111013161692025
432鳥羽海渡Honda1036252013161013
521アロンソ・ロペスHonda87763202091111
633佐々木歩夢Honda831367161371011
944 トニ・アルボリーノHonda7512102061125
1031真崎一輝Honda72498691181124
1152ジェレミー・アルコバHonda711611104413310
155ジャウメ・マシアHonda343131971
1735ナカリン・アティラットプワパットHonda33982626
2155ヤリ・モンテッラHonda23689
2619ルフィノ・フロリドBeon954
3086チャーリー・ネスビットHonda55
3234アンディ・イズディハールHonda44
ポイント配分表
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位 15位
ポイント 25 20 16 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

ライダー&マシン

FIM CEVレプソルMoto3ジュニア世界選手権
#33 佐々木 歩夢 Photo Ayumu Sasaki / Asia Talent Team
#31 真崎 一輝 Photo Kazuki Masaki / Asia Talent Team
#35 ナカリン・アティラットプワパット Photo Nakarin Atiratphuvapat / AP Honda Racing Thailand
#34 アンディ・イズディハール Photo Andi Izdihar / Astra Honda Racing Team
#32 鳥羽 海渡 Photo Toba Kaito / Asia Talent Team
NSF250RW(FIM CEVレプソルMoto3ジュニア世界選手権)
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