2016.5.7  CEVレプソルインターナショナル選手権 第2戦 フランスル・マン

鳥羽が2戦連続となる表彰台登壇を果たす

2016年5月7日(土)・決勝  会場:ル・マン・サーキット  全長:4.185km
Moto3 レポート

2016年のFIM CEVレプソルインターナショナル選手権の第2戦は、Moto3クラスのみの開催となり、ロードレース世界選手権(MotoGP)との併催で行われました。決勝レースは5月7日(土)、MotoGPライダーや関係者が観戦する中で行われました。

タイムスケジュールの都合上、今大会ではフリー走行がなく、予選から始まるというタイトなスケジュールが組まれました。ライダーたちは、短い時間でマシンセッティングを行い、決勝に挑みました。

真崎一輝(左)、鳥羽海渡(右)真崎一輝(左)、鳥羽海渡(右)

佐々木歩夢佐々木歩夢

ポールポジションはロレンソ・デッラ・ポルタ(ハスクバーナ)。2番手に鳥羽海渡(Asia Talent T.)、佐々木歩夢(Asia Talent T.)が7番手、真崎一輝(Asia Talent T.)が16番手となりました。決勝前のウォームアップでは、真崎がトップタイムをマーク。鳥羽は2番手、佐々木は9番手タイムを記録して、グリッドに並びました。

鳥羽海渡(#32)、真崎一輝(#31)、佐々木歩夢(#33)鳥羽海渡(#32)、真崎一輝(#31)、佐々木歩夢(#33)

真崎一輝(#31)真崎一輝(#31)

ホールショットは鳥羽。しかし、すぐにポルタがトップを奪います。それを追いかけるかたちで、鳥羽、マルコス・ラミレス(KTM)、ステファノ・マンツィ(マヒンドラ)の3台が接戦を繰り広げます。その後方では、ジェレミー・アルコバ(Estrella Galicia 0,0)を先頭に、10台ものマシンが数珠つなぎとなり、周回を重ねていきました。佐々木や真崎も、その集団の中で激しくポジションを入れ替えます。そんな中で、鳥羽が2番手争いから抜け出すと、トップのポルタをマークします。トップ争いが2台、3番手争いが2台と分かれ、5番手争いは7台となりました。その後、トップ争いはこう着状態に。鳥羽は前に出るチャンスをうかがうように周回を重ね、最終ラップで一気に勝負に出ますが、ポルタには届かず2位でフィニッシュ。惜しくも連勝は逃しましたが、2戦連続で表彰台への登壇を果たしました。真崎は8位、佐々木は10位でチェッカーを受けました。

佐々木歩夢(#33)佐々木歩夢(#33)

鳥羽海渡(中央)鳥羽海渡(中央)

Moto3 コメント

鳥羽海渡(Moto3 2位)
「デッラ・ポルタ選手が予選からペースがよかったので、逃がさないようにしたいと思っていました。決勝は2台でのトップ争いになりました。予選を上回るタイムをマークできたことはよかったのですが、予選からセクター2がうまく走れず、Moto3(ロードレース世界選手権)の走行をコースサイドで観察して攻略しようと努力していました。ですが、レースでもセクター2で離されてしまいました。それでも、ほかのセクターでカバーしながらトップについていきました。最終ラップの最終コーナーでトライしましたが抜くことはできず、2位でした。最後までセクター2を攻略できなかったことが反省点です。次はしっかり詰めて、戦える状況にし、優勝を目指します」

真崎一輝(Moto3 8位)
「走る前は、自分好みのコースかなと思っていたのですが、実際に走ってみると、とても難しくて苦戦しました。なかなか止まれないコーナーが多く、タイムアップできませんでした。グリッドが悪かったので、決勝は前に出ることだけを考えて走りました。セカンドグループに追いつくことはできましたが、自分が思うようなレースにはなりませんでした。次のアラゴンも初めてのコースなので、しっかり速い人についていき、コースを攻略して予選タイムを上げたいと思います」

佐々木歩夢(Moto3 10位)
「知らないコースなのに予選から走行が始まることで焦りましたが、集中して走り、コースに慣れることができたので、予選7番手を獲得できました。でもセッティングを詰めきれていなかったので、決勝でセッティングを変えたのですが、それが裏目に出てしまいました。転ばないように我慢の走りをしながら、自分ができることをしてチェッカーを目指しました。納得できるレースではありませんでしたが、レースウイークはとても学ぶことが多く、いい経験になったと思います。今回の結果を受け止め、またトレーニングを重ね、次のレースでは優勝を目指してがんばります」

Moto3 リザルト
Moto3
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
148L.デッラ・ポルタハスクバーナ1729'41.254
232鳥羽海渡Honda17 +0.757
362 S.マンツィマヒンドラ17+9.699
442M.ラミレスKTM17+9.798
571D.フォッジャKTM17+14.074
652ジェレミー・アルコバHonda17+14.727
735ナカリン・アティラットプワパットHonda17 +15.390
831真崎一輝Honda17+15.401
1033佐々木歩夢Honda17+15.864
1321アロンソ・ロペスHonda17+17.703
1444 トニ・アルボリーノHonda17+23.298
1734アンディ・イズディハールHonda17+26.173
2043ビセンテ・ペレスBeon-Honda17+34.024
2319ルフィノ・フロリドHonda17+46.494
2566エクトル・ガルソHonda17+1'40.537
2655ヤリ・モンテッラHonda16 +1 Lap
2718アレイクス・ヴィウHonda16 +1 Lap
-13ワリド・ソッペHonda--
Moto3 ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
-142M.ラミレスKTM58
248L.デッラ・ポルタハスクバーナ52
332鳥羽海渡Honda51
-452ジェレミー・アルコバHonda37
571D.フォッジャKTM31
662S.マンツィマヒンドラ25
831真崎一輝Honda21
1033佐々木歩夢Honda19
1221アロンソ・ロペスHonda16
1435ナカリン・アティラットプワパットHonda9
1519ルフィノ・フロリドHonda9
1944 トニ・アルボリーノHonda3
Moto3

鳥羽海渡

鳥羽海渡

真崎一輝(左)、鳥羽海渡(右)

佐々木歩夢

鳥羽海渡(#32)、真崎一輝(#31)、佐々木歩夢(#33)

真崎一輝(#31)

佐々木歩夢(#33)

鳥羽海渡(中央)