支柱の立て方

いろいろな立て方と誘引の仕方

支柱の立て方の種類

背が高くなる野菜には支柱を添えましょう。

直立式

野菜の株の脇にさす、1本仕立ての支柱です。植えつけたばかりの苗にとりあえず添えるときや、小さな畝で1株ずつ支柱を立てる場合に使う方法です。
こんなときに。こんな野菜に
植えつけ直後の苗に。トマト、ピーマンなど
植えつけ直後の苗に添える
植えつけた苗の株元から、10~15cm離した位置にさす仮の支柱。長さは60~80cmほど。
少数の株に添える
1株ずつ多種類を育てるときなどに。さす深さは20~30cmほど。まっすぐさすのがコツ。

合掌式

支柱を斜めに交差させるようにさし、横に1本渡して固定する立て方です。長さ210~240cm、太さ10~20mmほどの支柱がよく使われます。さらに、たすきに1本支柱を加えると、頑丈になります。
こんな野菜に
トマト、キュウリ、インゲンマメなど
合掌式支柱の立て方
1. 畝の両サイドに支柱を斜めに立てて交差させ、深さ20~30cmほど土にさす。約50~60cm間隔をあけて、畝の長さに合わせて数組を立てる。
2. 交差させた位置の高さを揃え、横に1本支柱を渡す。
3. 支柱が交差している場所は、すべてヒモで結んでしっかり固定して完成。

スクリーン式

1本ずつ立てた支柱を柱にして、ツルもの用ネットを張ったタイプです。長さ210~240cm、太さ15~20mmほどの支柱がよく使われます。
こんな野菜に
キュウリ、インゲンマメ、エンドウなど
スクリーン式支柱の立て方
1. 支柱をまっすぐに、深さ20~30cmほど土にさす。高さを揃え、約50~60cm間隔をあけて、畝の長さに合わせて数本を立てる。
2. ツルもの用ネットを広げ、立てた支柱の頂部左右にヒモで結ぶ。最後に頂部中央を結ぶ。
3. ツルものネットをピンと張りながら、高さの中程、下部もヒモで結び留めて完成。

あんどん式

野菜の株を囲むように支柱を立て、巻き付けたヒモに、伸びるツルや茎を結び留めながら育てます。長さ210~240cm、太さ15~20mmほどの支柱がよく使われます。
こんな野菜に
エンドウなど
あんどん式支柱の立て方
1. 40~50cmの等間隔になるように、6本の支柱を畝の隅に立てる。
2. 地表から15cmほどの高さのところにヒモを結んで、支柱の外周にヒモを回し、その都度結び留める。
3. 下の段と30cmほど間隔をとった位置から、同様にヒモを結びながら2段目をつくる。3~5段ほど結んで完成。

支柱への誘引の仕方

しっかり支柱を立てたら、野菜の茎と支柱をつなげましょう。
1. 野菜の茎にヒモをかけて数回ねじる。
2. ヒモを支柱に回して結ぶ。
3. さらにヒモを回して、しっかりと結び留める。