船のエギタコ釣りを楽しむには、まず、マダコの乗合船を実施している船宿を捜す。マダコは季節の釣りもので、釣れているシーズンには人気も高いため、事前に予約するほうがよい。その際、関西方面では餌木を使ったサオ釣り(=エギタコ釣り)がすでに主流になっているが、東京湾などではテンヤによる手釣りも行なわれており、テンヤの人とトラブルにならないように、餌木を使用する場合のオモリの重さがあらかじめ指定されていたり、まれにエギタコ釣りはできない場合もあるので、事前に確認してから予約する。
マダコ釣りは、だいたい梅雨頃からがシーズンの始まりで、そこから夏にかけてが最盛期になる。そして、シーズンの初期は小型の数釣りになることが多いが、その後は季節の進みとともに、釣れるマダコがサイズアップしていく。ただ、マダコは正月用の食材としても人気があるため、東京湾なら年末も賑わう場所があるなど一定の地域性もある。