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マダコをねらうポイントと注意点

港湾部の岸壁や
沖堤防の周囲を釣る

エギタコ釣りのポイントは岸から近い沿岸部。この釣り方の発祥地である明石海峡のポイントはだいたい水深20~30m。時に60mの場所もあるが、いずれにしても沖合に出て、海底の障害物もそれほどないポイントを釣ることが多い。

一方、関東でマダコ釣りが盛んな東京湾では、ポイントの多くは沿岸域の岸壁や沖堤防の周囲になる。まれに貝類が多くいる砂地など、開けた場所に出てマダコをねらう場合もあるが、岸壁や沖堤防の周りの海底は捨て石や護岸用の石積みが無数に入っていて、その間に数多くのマダコが棲みついているからだ。そんな場所は、海底に多くの障害物がある。また、水深10mくらいでごく浅いことも少なくない。

港湾部の沖堤防周り。海底には多くの障害物が入っている
岸壁の際に捨て石や石積みが見える場所は、船の下も同様の障害物がある場合が多いので特に注意する

東京湾の釣りの場合、まず意識しておきたいのが、根掛かりの発生が日常茶飯事であること。図らずも狭い隙間に餌木が入ってしまうと、回収できずロスしてしまうケースもある程度は避けられない。そこで予備の餌木はできるだけ多めに持っておく。また、根掛かりが起きやすいポイントに入った時は、キャストして遠くをねらうとさらに根掛かりしやすくなるので、基本的に船の真下だけをねらうようにするほうがよい。

※このコンテンツは、2020年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。