Round14バレンシアバレンシアGP

Moto2

2020年11月15日(日)

サーキット・リカルド・トルモ
天候:晴れ
気温:22℃
コースコンディション:ドライ

第14戦 バレンシアGP

前戦から好調のホルヘ・マルティンが優勝
2位は今季初表彰台のヘクター・ガルゾ

Moto2クラスは、予選5番手からすばらしい走りを見せたホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)が今季2勝目を達成しました。最終ラップは、2位になったヘクター・ガゾル(Flexbox HP 40)、3位のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)とし烈な戦いとなり、コース終盤で首位に立ち、そのまま逃げきることに成功しましたが、表彰台に立った3選手の差はわずか、0.204秒でした。

4位には、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、5位には総合3位につけるルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)、そして総合首位のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が6位。そして総合2位のサム・ロース(EG 0,0 Marc VDS)が14位に終わったことで、バスティアーニがリードを広げることになりました。

以下、7位にレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)、8位にボウ・ベンドスナイダー(NTS RW Racing GP)で今季ベストリザルトを達成、9位にニッコロ・ブレガ(Federal Oil Gresini Moto2)、10位にロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)という結果でした。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、予選25番手から18位でフィニッシュ。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)は転倒リタイアに終わりました。

今大会を終えて総合首位はバスティアーニで194点、14位と低迷したロースが180点、マリーニが176点、今大会3位のベツェッキが171点で、チャンピオン争いはこの4人に絞られました。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto2 優勝)
「厳しい週末でした。プラクティスセッションからあまりいいポジションではありませんでした。しかしレースへ向けて一生懸命取り組んできました。そして最後はポジティブな結果に終わりました。今日はすばらしいスタートを切ることができて5番手から追い上げて優勝することができました。フィーリングはあまりよくありませんでした。ライバルたちも速かったです。彼らについて行き、レース終盤は彼らより僕の方が少しだけ速かったです。12コーナーで賭けをして、優勝することができました。何カ月か難しい時期がありましたが、今回優勝することができてとてもうれしいです。ここ4戦で3回表彰台を獲得できました。すばらしい仕事ができたことを証明することができました」

ヘクター・ガルゾ(Moto2 2位)
「今大会はいいリズムで走れていました。それをウォームアップで改めて確認し、決勝に向けてセットアップも決まりました。しかし、あまりいいスタートではなくて、トップグループに追いつくまでにちょっと時間はかかりました。そして最終ラップは全力でプッシュしました。最後の瞬間まで勝利することを考えていました。優勝することはできませんでしたが、初表彰台を獲得できたのでとても満足しています。チーム、そしてスタッフ、スポンサーなど、すべての人たちに感謝したいです」

マルコ・ベツェッキ(Moto2 3位)
「先週の日曜日と比べると、風があってとても苦戦しました。マシンはとてもナーバスで、グリップも少なく、最終ラップの戦いはリスクがありました。レース中盤では(転倒した)ファビオ(ジャンアントニオ)に対してアドバンテージが少しありましたが、何度かアグレッシブなオーバーテイクをしました。その結果、後方のライダーたちに対してかなりタイムを落してしまったのが残念です」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 18位)
ソムキアット・チャントラ「まず最初にチームに感謝したいです。朝のウォームアップで転倒してしまい、マシンを壊してしまいました。しかし、レースに間に合うように懸命に修復してくれ、最高のマシンで僕をコースに送り出してくれました。しかし、転倒してしまった1コーナーで自信をなくして、そのセクターでタイムをロスしてしまいました。でも、他のセクターでは優勝したライダーと同じぐらいのタイムで走れていました。今日の結果には全く満足していませんが、全力を尽くしました。気持ちを最終戦ポルティマオに切り替え、全力でがんばります」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 リタイア)
アンディ・ファリド・イズディハール「今朝のウォームアップで、いくつかのセッティングを試し、ポジティブなポイントを見つけました。レースに向けて自信になりました。しかし、スタート後、先週と同じミスを犯してしまい、集団を捉えるのが難しくなってしまいました。その後、順位を回復すべく、あきらめずにプッシュし続けました。しかし、12コーナーでフロントタイヤが滑り、転倒してしまいました。残念ですが、気持ちを切り替え、ポルティマオのレースに集中します」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
188ホルヘ・マルティンKALEX40'02.225
240ヘクター・ガルゾKALEX+0.072
372マルコ・ベツェッキKALEX+0.204
423マルセル・シュローターKALEX+0.689
510ルカ・マリーニKALEX+0.812
633エネア・バスティアニーニKALEX+2.329
787レミー・ガードナーKALEX+8.973
864ボウ・ベンドスナイダーNTS+9.720
911ニッコロ・ブレガKALEX+11.596
107ロレンソ・バルダッサーリKALEX+11.836
1116ジョー・ロバーツKALEX+12.369
1245長島哲太KALEX+13.041
1397チャビ・ビエルゲKALEX+13.495
1422サム・ロースKALEX+15.345
1537アウグスト・フェルナンデスKALEX+15.577
1612トーマス・ルティKALEX+18.954
1724シモーネ・コルシMVアグスタ+26.947
1835ソムキアット・チャントラKALEX+36.336
1955ハフィス・シャーリン SPEED UP+42.068
2099カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX+46.792
2174ピオトル・ビエシキルスキーNTS+50.162
RT21ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+1Lap
RT57エドガー・ポンスKALEX+2Laps
RT44アーロン・カネットSPEED UP+4Laps
RT9ホルヘ・ナバロSPEED UP+8Laps
RT19ロレンソ・ダラ・ポルタKALEX+11Laps
RT62ステファノ・マンシィMVアグスタ+15Laps
RT27アンディ・ファリド・イズディハールKALEX+17Laps
RT42マルコス・ラミレスKALEX+19Laps

Moto2 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
133エネア・バスティアニーニKALEX194
222サム・ロースKALEX180
310ルカ・マリーニKALEX176
472マルコ・ベツェッキKALEX171
588ホルヘ・マルティンKALEX150
687レミー・ガードナーKALEX110
745長島哲太KALEX89
816ジョー・ロバーツKALEX85
923マルセル・シュローターKALEX77
1097チャビ・ビエルゲKALEX73
1112トーマス・ルティKALEX72
1244アーロン・カネットSPEED UP66
1321ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP65
147ロレンソ・バルダッサーリKALEX64
1540ヘクター・ガルゾKALEX63
1637アウグスト・フェルナンデスKALEX63
179ホルヘ・ナバロSPEED UP58
1896ジェイク・ディクソンKALEX44
1942マルコス・ラミレスKALEX32
2011ニッコロ・ブレガKALEX32
2155ハフィス・シャーリン SPEED UP21
2262ステファノ・マンシィMVアグスタ21
2364ボウ・ベンドスナイダーNTS15
2424シモーネ・コルシMVアグスタ15
2535ソムキアット・チャントラKALEX10
2657エドガー・ポンスKALEX5
2719ロレンソ・ダラ・ポルタKALEX5
2877ドミニク・エガーターNTS4
2954マティア・パシーニKALEX0
3027アンディ・ファリド・イズディハールKALEX0
3199カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX0
3274ピオトル・ビエシキルスキーNTS0
332イェスコ・ラフィンNTS0
3418シャビ・カルデルスSPEED UP0
355アレハンドロ・メディナSPEED UP0

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1KALEX350
2SPEED UP117
3MV AGUSTA32
4NTS19

ランキング詳細

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