Round14バレンシアバレンシアGP

Moto3

2020年11月15日(日)

サーキット・リカルド・トルモ
天候:晴れ
気温:22℃
コースコンディション:ドライ

第14戦 バレンシアGP

トニ・アルボリーノが今季初優勝!
セルジオ・ガルシアが2位!

Moto3クラスは、予選13番手から好スタートを切ったトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)、ラウル・フェルナンデス(KTM)とのし烈な戦いを制し、今季初優勝を達成しました。

今季初優勝を達成したアルボリーノは、オープニングラップに5番手に浮上すると、その後、ガルシアとフェルナンデス(KTM)とトップグループを形成しました。そして、ラスト2周でトップに浮上すると、一気に後続を突き放す快走でした。2位にはガルシアでバレンシアで2週連続で表彰台を獲得しました。3位にはフェルナデス(KTM)。この結果、HondaはKTMに対して、4点のリードを13点へと広げ、最終戦ポルトガルGPで、4年連続20回目のコンストラクターズタイトル獲得に挑みます。

総合2位の小椋藍(Honda Team Asia)が8位でフィニッシュしました。小椋は、ハウメ・マシア(Leopard Racing)、アンドレア・ミニョ(KTM)と3台でし烈な戦いを繰り広げました。小椋は、強い風の影響でコーナリングに苦戦、思うようにペースを上げられませんでした。トップグループからは遅れましたが、厳しい状況の中でしっかり完走しました。

その結果、総合首位で今大会の4位のアルベルト・アレナス(KTM)との差は3点から8点へ広がりました。さらに今大会優勝のアルボリーノが小椋と3点差、アレナスと11点差に迫り、3人のチャンピオン争いとなりました。

9位にはマシア。そして、10位でフィニッシュのジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)がルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。今季は4位を最高位に14戦を終えて総合13位。最終戦では初表彰台を目指します。

以下、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が11位、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が14位、ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)が15位でそれぞれポイントを獲得しました。予選12番手から決勝に挑んだルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)はペースを上げられず18位でした。

コメント

トニ・アルボリーノ(Moto3 優勝)
トニ・アルボリーノ「今日の目標は優勝することでした。とにかく前に他のライダーいたら、何が何でも優勝するというのが夕べ、頭に思い浮かんだことでした。今日の勝利は本当にすばらしいです。チームと一緒に精一杯働いてきました。それが結果につながりました。今日の優勝を誇りに思います。これからも前進していきたいです」

セルジオ・ガルシア(Moto3 2位)
セルジオ・ガルシア「非常にポジティブな日でした。ウオームアップでいい状態に仕上がっていることが分かったので、優勝争いができると思いました。レースではそのことは考えずにトップグループに追いつくまでほかのライダーをパスしていきました。アルボリーノに追いついてからは、そのポジションをキープしてタイヤをセーブしながらチャンスを待ちました。そして今回も表彰台を獲得しました。バレンシアの2回目のレースで2位を獲得しました」

小椋藍(Moto3 8位)
小椋藍「今日は風が強く、それがライディングに大きく影響しました。特に旋回性に影響があり、何度もトラックリミットに出そうになり、思うようにペースを上げることができませんでした。厳しいレースでしたが、それでも8位でゴールできてよかったです。終盤、7位争いの集団のトップに出たのですが、ストレートで抜かれたのがちょっと残念でした。来週は3連戦最後のレース。最終戦なので優勝を目指し全力を尽くします」

ハウメ・マシア(Moto3 9位)
ハウメ・マシア「レースの最後は気分がよくありませんでした。ポルティマオではできる限りいい結果を残せるように戦います。ポルティマオはこのチームとの最後のレースになります。いい仕事でシーズンを終えたいです

ジェレミー・アルコバ(Moto3 10位)
ジェレミー・アルコバ「ルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトルはすばらしい結果です。もっといいレースをして楽しみたかったので、今回は全く満足していません。一生懸命仕事をしました。僕とチームにとってすばらしい結果です。ポルティマオのレースが楽しみです。来年は特に予選でたくさんの仕事をしなければなりません。これが2020年の大きな問題でした。常に僕の味方だったチームに感謝したいです」

國井勇輝(Moto3 18位)
國井勇輝「今日は12番グリッドからスタートもよかったのですが、ペースを上げられずポジションを落としてしまいました。昨日までとは全く違うフィーリングになったことが走りに影響しました。どうしてこんなに変わってしまったのかよくわかりません。この数戦、自分としてはいい走りになってきていると思っているのですが、決勝になるとなかなか結果につなげられません。最終戦ポルティマオではしっかり結果につなげたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
114トニ・アルボリーノHonda38'17.462
211セルジオ・ガルシアHonda+1.142
325R.フェルナンデスKTM+1.297
475A.アレナスKTM+2.825
540D.ビンダーKTM+2.999
653D.オンジュ KTM+3.208
716A.ミニョKTM+9.836
879小椋藍Honda+9.852
95ハウメ・マシアHonda+9.864
1052ジェレミー・アルコバHonda+12.802
1117ジョン・マクフィーHonda+12.879
1255R.フェナティハスクバーナ+14.513
1382S.ネパKTM+15.340
1423ニッコロ・アントネッリHonda+15.619
156山中琉聖Honda+24.297
167デニス・フォッジャHonda+24.320
1770B.バルテュスKTM+24.666
1892國井勇輝Honda+24.690
1971佐々木歩夢KTM+27.484
209D.ピッツォーリKTM+27.754
2199C.タタイKTM+28.093
2250J.デュパスキエKTM+28.138
2354R.ロッシKTM+30.718
2413C.ヴィエッティKTM+48.093
RT89カイルール・イダム・パウィHonda+2Laps
RT2ガブリエル・ロドリゴHonda+16Laps
RT21A.ロペスハスクバーナ+16Laps
RT27鳥羽海渡KTM+22Laps
RT24鈴木竜生Honda+22Laps
RT73M.コフラーKTM-

Moto3 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
175A.アレナスKTM170
279小椋藍Honda162
314トニ・アルボリーノHonda159
45ハウメ・マシアHonda140
513C.ヴィエッティKTM137
625R.フェルナンデスKTM134
717ジョン・マクフィーHonda124
840D.ビンダーKTM112
924鈴木竜生Honda83
102ガブリエル・ロドリゴHonda80
1155R.フェナティハスクバーナ77
1211セルジオ・ガルシアHonda77
1352ジェレミー・アルコバHonda71
147デニス・フォッジャHonda69
1516A.ミニョKTM60
1671佐々木歩夢KTM49
1753D.オンジュKTM44
1827鳥羽海渡KTM40
1982S.ネパKTM38
2023ニッコロ・アントネッリHonda35
2112フィリップ・サラクHonda30
2299C.タタイKTM24
2321A.ロペスハスクバーナ21
246山中琉聖Honda14
2554R.ロッシKTM10
2670B.バルテュスKTM0
2792國井勇輝Honda0
2850J.デュパスキエKTM0
299D.ピッツォーリKTM0
3073M.コフラーKTM0
3189カイルール・イダム・パウィHonda0
3260D.ガイガーKTM0

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1Honda306
2KTM293
3ハスクバーナ86

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