Round14バレンシアバレンシアGP

Moto3

サーキット・リカルド・トルモ

第14戦 バレンシアGP

ポイントランキング2位の小椋藍は逆転チャンピオンを狙う

Moto3クラスは、Hondaが4年連続20回目のコンストラクターズタイトルに王手を掛けて今大会に挑みます。今シーズンは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、15戦という短期決戦になりました。これまで13戦を終えてHonda勢は5勝を含め13回の表彰台獲得で281点。2位のKTMに4点差をつけています。今大会KTMに先着して26点差をつければタイトル獲得となります。

そしてライダータイトルで総合2位につける小椋藍(Honda Team Asia)が今季8回目の表彰台獲得と念願の初優勝に挑みます。13戦を終えて157点で総合首位のアルベルト・アレナス(KTM)とは3点差の154点。今大会はアレナスに先着し、ポイントでの逆転を目指します。前戦ヨーロッパGPでは、し烈な戦いの中で3位表彰台獲得しました。調子を取り戻してきた小椋の走りに注目されます。

以下、チャンピオンの可能性を残すのは、上位8位まで。総合3位のチェレスティーノ・ヴィエッティ(KTM)が137点、前戦ヨーロッパGPで4位になり総合4位につけるトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が134点、第11戦アラゴンGP、第12戦テルエルGPで連勝を果たすも前戦ヨーロッパGPで転倒リタイアに終わったハウメ・マシア(Leopard Racing)が総合5位で133点。前戦ヨーロッパGPで今季初ポールポジション獲得も転倒リタイアに終わったジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が総合6位の119点。総合7位のラウル・フェルナンデス(KTM)が118点となっています。

以下、Honda勢は、前戦ヨーロッパGPで転倒リタイアと悔しい結果に終わった鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合9位、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が総合10位、デニス・フォッジャ(Leopard Racing)が総合12位、ジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)が総合13位、昨年のバレンシアGPで優勝し先週のヨーロッパGPでも2位になったセルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)が総合14位と続いています。

前戦ヨーロッパGPで16位のルーキー山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は13点を獲得して総合24位で、今大会は今季ベストを目指します。前戦ヨーロッパGPで予選18番手から17位でフィニッシュのルーキー國井勇輝(Honda Team Asia)は、今大会初ポイント獲得に挑みます。

 

コメント

小椋藍(Moto3 総合2位)
「2週目のバレンシアはもっとうまくいくと思います。先週末はドライのセッションが2回しかありませんでした。でも今回は金曜から日曜日までドライになりそうです。先週の日曜はうまくいきましたが、完ぺきではありませんでした。以前は、バレンシアは僕にとって常に難しいサーキットでしたが、先週の日曜日はコンディションがトリッキーでも、かなりいいラップタイムを出すことができました。とてもうれしい結果でした。今週末はいい形でスタートできるポジションにいると思います」

トニ・アルボリーノ(Moto3 総合4位)
「先週末の表彰台争いはとても激しく、今週末も同じようなレースになると思います。タイトル獲得のチャンスがあるので、決してあきらめません。どんなことが起こってもおかしくないことは分かっています。今週末はドライになりそうです。これはとてもうれしいニュースです。金曜日から日曜日の午後まで、すべてを完ぺきにこなしたいです」

ハウメ・マシア(Moto3 総合5位)
「アラゴンで2勝したあとだったので、先週の日曜日の転倒は僕とチームにとって非常に残念な出来事でした。天気が悪かったので、とても複雑な週末になりました。グリッドポジションがあまりよくなかったので、レースで妥協しなければなりませんでした。今回はもっといい仕事をして、最後までプッシュしたいです」

國井勇輝(Moto3 総合27位)
「先週はかなりいいレースができました。土曜日には直接Q2へ進むことができ、それが残りの週末にポジティブな影響を与えました。今回はいいセッティングを見つけて、もっといい予選結果を残し、レースではもっといいペースをつかみたいです。集団でバトルをして、もっとポイントを獲得することが目標です」

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