Round15ポルトガルポルトガルGP

Moto3

アルガルベ・インターナショナル・サーキット

第15戦 ポルトガルGP

小椋藍、トニ・アルボリーノが逆転でのチャンピオン獲得を目指す

Moto3クラスは、Hondaにとって、ライダーズタイトルとコンストラクターズタイトルを掛けた重要な一戦となります。

Moto3クラスでタイトルの可能性を残すのは上位3選手。アルベルト・アレナス(KTM)が170点、総合2位の小椋藍(Honda Team Asia)が162点、総合3位のトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が159点と続いています。

総合2位の小椋は、首位のアレナス(KTM)と8点差。逆転チャンピオン獲得のためには、先行して、アレナスに9点差以上をつけなければなりません。また、総合3位のアルボリーノは、上位2選手に先行し、アレナスとの11点差、小椋との3点差を逆転しなければなりません。今大会はこの3選手のし烈なタイトル争いに、大きな注目が集まります。

それと同時に、4年連続20回目のコンストラクターズタイトルに王手を掛けているHondaは、最終戦前の時点で、2位のKTMに13点差をつけています。自力でのタイトル獲得の条件は、Honda NSF250RWのライダーが4位以内に入ること。今季は14戦を終え、6勝を含めすべてのレースで表彰台に立ってきました。ライダーズタイトルとともにコンストラクターズタイトルにも大きな注目が集まっています。

チャンピオン争いからは脱落しましたが、14戦を終えて総合4位、今季、第11戦アラゴンGPでHondaライダーとして100人目のウイナーとなり、第12戦テルエルGPではHonda通算800勝を達成したハウメ・マシア(Leopard Racing)は、今季3勝目を目指します。

総合7位のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)は、今年は1勝を含む4回の表彰台に立っていますが、転倒も多く後半戦でタイトル争いから後退しました。最終戦では今季2勝目を目指します。総合9位で過去3戦連続で転倒リタイアの鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)も、今季2勝目を目指します。

以下、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が総合10位、バレンシアの2連戦で連続2位になったセルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)が最終戦で今季初優勝を目指します。

今季、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した総合13位のジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)は初表彰台、初優勝に闘志を燃やし、総合14位のデニス・フォッジャ(Leopard Racing)も今季2勝目に闘志を燃やしています。

ルーキーで総合24位の山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は、第3戦アンダルシアGPの9位をしのぐベストリザルト獲得に挑み、Honda Team Asiaで来季のMoto3参戦継続が発表された國井勇輝は、最終戦で自己ベストリザルト、そして初ポイント獲得に挑みます。

 

コメント

小椋藍(Moto3 総合2位)
「このサーキットは初めてなので、レイアウトは分かりません。FP1から、どうスタートするか、プランを決めているところです。チームが持っているCEVシリーズのデータを活用しています。今大会に向けて少し役に立つと思います。なぜなら、レースへ向けて時間が限られているからです。このサーキットはとても楽しいと思うので、2020年最後のレースを楽しみたいです。そしてとてもいい形でシーズンを終えたいです」

トニ・アルボリーノ(Moto3 総合3位)
「先週の日曜日は最高でした。今週末も同じような週末にしたいです。まだタイトル獲得のチャンスはあるので、ベストを尽くすだけです。このサーキットはとても面白そうなので、みんなレースを楽しむと思います」

ハウメ・マシア(Moto3 総合4位)
「バレンシアでの2レースを終えて、チャンピオンの夢は去ってしまいました。今は集中してレースに取り組み、これまでとはかなり違う特徴のサーキットに合わせてマシンのセットアップを進めたいです。2021年を楽しみに、いい形で冬休みに入れるように、すばらしい結果を残したいです」

國井勇輝(Moto3 総合27位)
「先週末はとてもいい週末でしたが、日曜日のレースでは運がありませんでした。ポジティブなフィーリングをポルティマオへ持っていきたいです。このサーキットは初めてですが、これはほとんどのライダーにとって同じことです。プラクティスでいいフィーリングを見つけられるようにがんばり、今回もQ2へ直接進めるように、14番手以内に入りたいです。プラクティスでいいフィーリングをつかんだら、これまでとは違う方法を探してレースをコントロールしたいです。今回は2020年最後のレースなので、楽しんで、笑顔でシーズンを終えたいです」

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