Moto2クラスは、今季もっとも厳しい戦いとなりました。初日フリー走行ではトップから1秒差に24台という大接戦。2日目のFP3を終えた時点では、1秒差に25台へと一段と厳しい接戦となりました。

その中でポールポジションを獲得したのは、ステファノ・マンシィ(MV Agusta Forward Racing)で初のポールポジション獲得となりました。これまでのベストリザルトは4位。決勝ではベストリザルト更新となる初表彰台獲得に挑みます。

2番手にはヘクター・ガルゾ(FLEXBOX HP 40)で、初のフロントローを獲得しました。決勝ではポールポジションを獲得したマンシィ同様、初表彰台獲得に挑みます。

総合3番手につけるマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が今季4回目のフロントローを獲得しました。バレンシア・サーキットで開催された前戦ヨーロッパGPでは今季2勝目を達成。今大会はバレンシア・サーキットで2連勝を目指します。

4番手にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(MB Conveyors Speed Up)、5番手にホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)、6番手にマルコス・ラミレス(Tennor American Racing)と続きました。

以下、マルセル・シュローター(LIQUI MOLY INTACT GP)、ロレンソ・バルダッサーリ(FLEXBOX HP 40)、ボウ・ベンドスナイダー(NTS RW Racing GP)と続き、10番手には総合3位につけるルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)でした。

総合首位でタイトル王手のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)は12番手、総合2位のサム・ロース(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)はFP3で激しく転倒したことが影響して予選18番手と厳しいグリッドから決勝に挑みます。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、フリー走行で総合23番手。Q1からの予選となりましたが、大接戦の中で11番手に終わり、25番グリッドから決勝に挑みます。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハールは、フリー走行で総合26番手。大接戦となったQ1では13番手となり、27番グリッドから決勝に挑みます。