Round13ヨーロッパヨーロッパGP

Moto3

サーキット・リカルド・トルモ

第13戦 ヨーロッパGP

総合2位の小椋が残り3戦で逆転チャンピオンを狙う

Moto3クラスもチャンピオン争いが厳しさを増しています。12戦を終えて総合首位はアルベルト・アレナス(KIM)で157点。総合2位の小椋藍(Honda Team Asia)は、19点差の138点でアレナスを追います。今年は安定した走りで2位2回、3位4回の6回の表彰台を獲得しました。過去4戦は表彰台争いからやや後退しましたが、残り3戦で逆転チャンピオンに挑みます。

モーターランド・アラゴンで2連勝を達成したハウメ・マシア(Leopard Racing)が総合4位に浮上しました。第11戦アラゴンGPでは、Hondaライダー100人目のウイナーとなり、第12戦テルエルGPではHonda800勝を達成しました。ポイントでも133点と一気にチャンピオン争いに加わりました。今大会も2連勝した勢いをキープし、優勝に挑みます。

総合5位にはトニー・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)で121点。首位とは36点差ですが、残り3戦での追い上げに挑みます。

以下、総合6位のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が119点。総合9位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が83点で、ここまでがチャンピオンの可能性を残しますが、タイトル争いで厳しい状況となっている鈴木は、今季2勝目を目指します。

総合24位の山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は今季5回目のポイント獲得に挑みます。この数戦、調子を上げているルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)は、その走りを結果につなげ、初ポイント獲得に挑みます。

コメント

小椋藍(Moto3 総合2位)
「寒い路面コンディションでいくつか苦戦したレースがありましたが、アラゴンではいろいろよくなり、徐々に自信を取り戻しました。 バレンシアを走るのがとても楽しみです。このサーキットでは、いつもはあまり速くありませんが、自分の力を試すのが楽しみです。チームといい仕事をして、楽しみ、ベストを尽くしたいです」

ハウメ・マシア(Moto3 総合4位)
「ここ2レースは、チームと僕にとって、最高のレースでした。この調子で残りのレースもがんばりたいです。チャンピオンシップのことは考えていません。最近の2レース同様に、レース一つひとつしっかり準備を整え、いい戦略を立てたいです。難しいレースになると思いますが、シーズンの最後を楽しみたいです」

トニー・アルボリーノ(Moto3 総合5位)
「レースではどのようなことが起こるか分からないので、まだタイトル争いから外れているとは思いません。引き続きしっかり集中して、一生懸命取り組みたいです。前回のレースはあまりうまく行きませんでしたが、アラゴンとはかなり違うサーキットなので、気を取り直してベストを尽くしたいです」

國井勇輝(Moto3 総合27位)
「バレンシアはCEV(FIM・CEVレプソルインターナショナル選手権)シリーズで走ったことがありますし、いいフィーリングがありました。今シーズンはかなり前進してきたので、今回も引き続き前進できるようにがんばります。バレンシアでは2レースあるので、最初のレースで前進して、次の週末にはいい結果を残したいです。チーフメカニックとメニューをこなしていきたいです」

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