Round13ヨーロッパヨーロッパGP

Moto3

2020年11月7日(土)

サーキット・リカルド・トルモ
天候:雨/曇り
気温:19℃
コースコンディション:ウエット/ドライ

第13戦 ヨーロッパGP

ジョン・マクフィーがポールポジションを獲得

Moto3クラスでは、総合6位のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が今季初のポールポジションを獲得しました。初日のフリー走行は10番手。2日目のFP3はウエットコンディションとなり、初日の総合順位ではダイレクトでのQ2進出を果たしました。マクフィーは、ウエットコンディションとなったFP3でトップタイムをマーク。このセッションでウエットでのセットアップを進めると、Q2では2番手に0.371秒のリードを築いてのポールポジション獲得でした。

初日2番手と好発進のセルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)がトップから0.978 秒差の7番手。転倒を喫したことでタイム短縮のチャンスを逃しましたが、3列目から決勝に挑みます。

総合2位の小椋藍(Honda Team Asia)が8番手へとポジションを上げました。初日のフリー走行では16番手。2日目のFP3がウエットコンディションになったことでQ1からの予選となりましたが、Q1でトップタイムをマークするとQ2でも好走をみせて8番手に浮上しました。イエローフラッグでタイムがキャンセルされなければ4番手と、リズムを取り戻した小椋は、決勝では今季7回目の表彰台獲得と初優勝に挑みます。

以下、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が12番手、 デニス・フォッジャ(Leopard Racing)が14番手、初日5番手と好調なスタートを切ったフィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)が15番手。総合5位のトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が17番手、今大会Q2進出を果たした國井勇輝(Honda Team Asia)は18番手から今季初ポイント獲得に挑みます。

総合9位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は19番手。カイルール・イダム・パウィ(Petronas Sprinta Racing)が25番手。過去2戦、2連勝を達成のハウメ・マシア(Leopard Racing)は、不安定な天候となったQ1でアタックのタイミングを逃し28番手でした。ジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)が29番手、ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は30番手、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が31番手。厳しいグリッドから決勝に挑むHonda勢の追い上げにも注目です。

 

コメント

ジョン・マクフィー(Moto3 ポールポジション)
ジョン・マクフィー「このようなコンディションの中で、今シーズン初めてのポールポジションを獲得できてとてもうれしいです。スリックタイヤでグリーンのライトが点灯するのを待っていましたが、雨が降ってきてしまいました。ウエットのセッティングにしなければいけないことは分かっていましたが、ピットを出ると雨がどんどん激しくなってきました。幸い、FP3でタイヤの皮むきをしていたので、数周でスピードに乗ることができました。そしてセッション終盤へ向けてタイムを更新していく自信を感じました。明日の天気がどうなるか分かりませんが、いいベースのセッティングがあるので、どのような天気になっても速くなれると思います。おもしろい日になると思います」

セルジオ・ガルシア(Moto3 7番手)
セルジオ・ガルシア「今日の午前中はウエットの予報で、その通りになりましたが、Q2は太陽が出て路面が乾くはずでした。しかし予選が始まる前に雨が激しく降り始めました。そしてセッションが終わると雨が止みました。難しいコンディションでした。水たまりに入ってしまったときにマシンから投げ出されてしまいました。もっといいポジションを獲得できると思っていたので残念です。日曜日のレースがフルドライになりそうなので、ウオームアップがとても重要になります」

小椋藍(Moto3 8番手)
小椋藍「ウエットコンディションのFP3でいくつかの改善ポイントを見つけることができました。Q2では、それがとてもうまく機能しました。Q1は雨雲が出てきたので、序盤からタイムを出してQ2に進出することができました。Q2では、周回ごとにタイムを改善できましたが、少しタイミングが遅かったです。今日は8番手でしたが、どのコンディションでも、トップグループで走ることができました。今日のパフォーマンスに満足しています。明日のレースに向けてフィーリングはとてもいいです」

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 12番手)
ガブリエル・ロドリゴ「午後は雨が降るとは思いませんでした。そのためウエットコンディションのFP3ではリスクを負わないようにしましたが、予選が始まる前に雨雲が出てきてウエットになりました。それでも12番手はまずまずのスターティングポジションです。転倒はありましたが、マシンのフィーリングはとてもよかったです。明日のレースはドライになると思います。何人かの速いライダーが後方から、そして遅いライダーが前方からスタートします。幸いバレンシアでは、ドライコンディションでテストをしたときのデータがたくさんあるので、コンディションがよくなれば、いいレースができると思います」

國井勇輝(Moto3 18番手)
國井勇輝「午前中のFP3がウエットコンディションだったので、昨日の順位でQ2に直接進むことができました。しかし昨日のFP1で転倒しているので、ウエットコンディションとなったQ2は自信を持って走ることができませんでした。ベストを尽くしましたが、十分な結果ではありませんでした。明日はドライコンディションでレースができることを期待しています。そしてポイント獲得を目標に全力で挑みます」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
117ジョン・マクフィーHonda1'52.252
225R.フェルナンデスKTM1'52.623
313C.ヴィエッティKTM1'52.663
475A.アレナスKTM1'52.821
521A.ロペスハスクバーナ1'53.179
654R.ロッシKTM1'53.205
711セルジオ・ガルシアHonda1'53.230
879小椋藍Honda1'53.268
940D.ビンダーKTM1'53.311
1027鳥羽海渡KTM1'53.976
1116A.ミニョKTM1'54.222
122ガブリエル・ロドリゴHonda1'54.409
1399C.タタイKTM1'54.423
147デニス・フォッジャHonda1'54.472
1512フィリップ・サラクHonda1'54.579
1655R.フェナティハスクバーナ1'54.685
1714トニ・アルボリーノHonda1'54.946
1892國井勇輝Honda1'55.060
1924鈴木竜生Honda1'46.416
2050J.デュパスキエKTM1'46.667
2173M.コフラーKTM1'46.726
2270B.バルテュスKTM1'46.930
239D.ピッツォーリKTM1'46.945
2482S.ネパKTM1'48.182
2589カイルール・イダム・パウィHonda1'48.518
2671佐々木歩夢KTM1'48.722
2753D.オンジュ KTM1'48.769
285ハウメ・マシアHonda1'49.002
2952ジェレミー・アルコバHonda1'49.138
306山中琉聖Honda1'49.915
3123ニッコロ・アントネッリHonda1'50.713

フォトギャラリー

モータースポーツ >  ロードレース世界選手権 >  2020 第13戦 ヨーロッパGP Moto3 予選

ニュース