Round10フランスフランスGP

Moto3

ル・マン・サーキット

第10戦 フランスGP

ポイントリーダーの小椋藍。
昨年フロントロー初獲得の地で意気込みを見せる

Moto3クラスは、Honda Team Asiaの小椋藍が9戦を終えて初めてポイントリーダーになりました。前戦カタルニアGPは、予選では思うようにタイムが伸びず予選24番手でしたが、決勝ではトップ集団に加わり11位でフィニッシュしました。苦しいときも粘り強いを走り見せる小椋ですが、今大会は今季7回目の表彰台と初優勝に挑みます。

総合3位には、昨年の大会で優勝しているジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)で、今季2勝目と大会2連覇に挑みます。前戦カタルニアGPは転倒リタイア。小椋藍122点、総合2位のアルベルト・アレナス(KTM)が119点、マクフィーは98点ですが、今大会はその差を縮める意気込みです。

総合4位には、前戦カタルニアGPで今季初ポールポジション(PP)を獲得して2位でフィニッシュのトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)で上り調子でフランスGPを迎えます。総合6位には、第8戦エミリア=ロマーニャGPの予選で左腕を骨折した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)で今大会は2戦ぶりの復帰を目指します。総合7位にはハウメ・マシア(Leopard Racing)、総合8位にガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)とトップ10に6人のHonda勢が名前を連ねています。

総合11位には、前戦カタルニアGPで3位表彰台に立ったデニス・フォッジャ(Leopard Racing)、総合13位にジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)、総合15位にニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)、総合16位にセルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)と続きます。

ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)が総合22位で今季5回目のポイント獲得とベストリザルトに挑みます。同じくルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)は、この数戦、着実に調子を上げており、今大会は初ポイント獲得にチャレンジします。

コメント

小椋藍(Moto3 総合1位)
「バルセロナは寒いコンディションに苦戦しました。残り6レースは、10月と11月に開催されるので、かなり寒くなってきます。そうしたコンディションのなかで速さを見つけなければなりません。昨年のル・マンではいいセッティングがあり、かなりいいフィーリングもありました。もちろん毎年状況は違いますが、このサーキットは楽しいので、今週末がとても楽しみです」

ジョン・マクフィー(Moto3 総合3位)
「昨年のフランスGPはもっともいい思い出の一つです。初日には小さな転倒をしてしまい、Q1からのスタートでしたが、そのあとシーズン最初のPPを獲得しました。そして日曜日にはドライで初めて優勝しました。Petronas Sprinta Racingの初優勝でした。すばらしい気分でした。昨年のバトルは本当に楽しかったです。今週末ル・マンに行くのがとても楽しみです。どのようなコンディションになるか様子を見たいと思います。カタルニアGPの残念な結果は忘れて、前を向きます。まだ残り6戦あります。首位とは25ポイント差です。引き続き戦っていきます」

トニー・アルボリーノ(Moto3 総合4位)
「前回のバルセロナのレースでは、すばらしいバトルができたので、次のル・マンに向けて準備はできています。昨年は僕の前でライダーが転倒し、その転倒に巻き込まれてしまったので、今年は運がいいことを願っています。トリッキーな天候になりそうなので、どのようなコンディションになってもベストを尽くしたいです。ル・マンのあともアラゴンの2連戦が続きます。マシンにたくさん乗れるのはすばらしいことです」

國井勇輝(Moto3 総合27位)
「カタルニアGPで前進できましたが、もっと前進しなければなりません。そのため今週末、一生懸命仕事に取り組みます。ル・マンのサーキットはCEV Moto3でレースをしたことがあります。このサーキットにはいいフィーリングがあったので、トップ15に入ってポイントを稼ぎたいです。寒くて、雨のコンディションになりそうですが、引き続き前進できるようにがんばります」

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