Round10フランスフランスGP

Moto3

2020年10月9日(金)

ル・マン・サーキット
天候:雨/曇り
気温:15℃
コースコンディション:ウエット/ドライ

第10戦 フランスGP

フリー走行、トップはフィリップ・サラク。トップ10にHonda勢7台

FP1はウエットコンディションとなり、FP2はウエットで始まり、セッション中盤過ぎにスリックでコースインするという難しい一日となりました。その中でトップタイムをマークしたのは、フィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)で初のセッショントップタイムをマークしました。昨年の大会で優勝し、今季2勝目と2連覇を狙うジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が、ウエットコンディションのFP1でトップタイム、FP2でも3番手タイムをマークしました。

4番手にはハウメ・マシア(Leopard Racing)、6番手にはカイルール・イダム・パウィ(Petronas Sprinta Racing)で今季ベストポジションを獲得、総合首位につける小椋藍(Honda Team Asia)が、着実にタイムを更新して7番手につけました。ウエットコンディションとなったFP1で転倒を喫した小椋は、その影響もあり、FP2はやや慎重な走りとなりましたが7番手へとポジションを上げました。土曜日、日曜日は天候回復が予想されており、土曜日の予選では今季2回目のポールポジションと2年連続のフロントローを目指します。

9番手にはニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)。10番手にはルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)が続き、今季ベストポジションで初日を終えました。ウエットコンディションで9番手につけた國井は、ウエットからドライになるFP2でもリズムある走りを見せました。予選ではダイレクトでのQ2進出と今季ベストグリッドを目指します。

以下、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が11番手、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)が14番手、デニス・フォッジャ(Leopard Racing)が15番手、トニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が17番手、ジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)が18番手でした。

ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は難しいコンディションの中で30番手。第8戦エミリア=ロマーニャGPの予選で左腕を骨折、今大会復帰の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、ウエットコンディションのFP1は走行せず、FP2もドライコンディションの中で左腕の状態を確認するために、わずか4ラップをこなし31番手で初日を終えました。

コメント

ジョン・マクフィー(Moto3 3番手)ジョン・マクフィー
「今日は不思議な日でした。難しいコンディションでしたが、どのコンディションでもいいフィーリングがありました。FP1はずっとコースにいました。とてもいいリズムを見つけ、セッションでトップなり、とてもうれしかったです。おかげでウエットのデータをたくさん収集することができました。FP2は、かなり早いタイミングで、スリックタイヤを装着してコースに出ました。このときもセッション中はずっとコース上にいました。今日はトップ3で一日を終えることができてよかったです。寒かったし、雨は上がりましたが、乾いているラインは狭かったです。このようなコンディションでは、パスをするのが難しくなると思います。慎重に走ることが要求されます。明日、あさってが楽しみです」

ハウメ・マシア(Moto3 4番手)ハウメ・マシア
「ウエットでもドライでも強さがあったのでうれしいです。明日はドライになることを願っていますが、雨でもいいフィーリングをつかめるように取り組んでいます。週末を楽しく過ごしたいです」

カイルール・イダム・パウィ(Moto3 6番手)カイルール・イダム・パウィ
「とてもポジティブな日でした。スリップストリームを使わせてくれたジョン(マクフィー)に感謝したいです。彼について行き、とてもいいラップタイムを刻むことができました。今日は難しいコンディションでした。ウエットでスタートして、そのあとウエットとドライのミックスになりました。FP2はユーズドタイヤを選び、いいタイミングを待ちました。それがうまく行きました。今日はとても満足しています。明日も前進できるようにがんばります。ウエットでもドライでも明日のコンディションに向けて準備はできています。Q2に進めることを願っています」

小椋藍(Moto3 7番手)小椋藍
「午前は路面が完全にウエット状態で軽い転倒をしてしまいました。そのため走行時間をロス、5ラップか6ラップしかできませんでした。午後は路面が乾き始め、スリックタイヤで走行できました。昨年と単純に比較できませんが、感触は悪くはありません。明日も、レースに向けて継続して作業を進めたいです」

國井勇輝(Moto3 10番手)國井勇輝
「今日は、昨年のCEVレプソルインターナショナル選手権で優勝したときよりも自信をもって乗ることができました。FP1がウエットで、FP2はなんとかスリックタイヤが履ける路面状況でしたが、どちらの状況でも、僕はいいフィーリングでした。明日は、天候も回復し、ドライコンディションになると思うので、今日以上に集中していい方向に持っていけるようセットアップを進めていきたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
112フィリップ・サラクHonda1'44.820
255R.フェナティハスクバーナ+0.039
317ジョン・マクフィーHonda+0.525
45ハウメ・マシアHonda+0.616
516A.ミニョKTM+0.991
689カイルール・イダム・パウィHonda+1.059
779小椋藍Honda+1.256
813C.ヴィエッティKTM+1.262
923ニッコロ・アントネッリHonda+1.286
1092國井勇輝Honda+1.331
112ガブリエル・ロドリゴHonda+1.383
1253D.オンジュ KTM+1.578
1375A.アレナスKTM+1.767
1411セルジオ・ガルシアHonda+1.868
157デニス・フォッジャHonda+1.995
1625R.フェルナンデスKTM+2.037
1714トニ・アルボリーノHonda+2.077
1852ジェレミー・アルコバHonda+2.190
1940D.ビンダーKTM+2.215
2073M.コフラーKTM+2.242
219D.ピッツォーリKTM+2.423
2299C.タタイKTM+2.537
2354R.ロッシKTM+2.563
2471佐々木歩夢KTM+2.584
2582S.ネパKTM+2.592
2670B.バルテュスKTM+2.960
2727鳥羽海渡KTM+3.104
2850J.デュパスキエKTM+3.745
2921A.ロペスハスクバーナ+3.797
306山中琉聖Honda+3.919
3124鈴木竜生Honda+5.505

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