Moto2クラスは前戦カタルニアGPで今季3勝目を挙げたルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が150点で総合首位にいます。過去ル・マンでは表彰台に立ったことはありませんが、今年はル・マン初制覇に挑みます。

総合2位はエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)で9戦を終えて130点を獲得。前戦カタルニアGPは6位に終わり、優勝したマリーニとのポイント差がやや開きましたが、今大会は今季4勝目を狙います。ル・マンはMoto3時代に表彰台に立っています。今年はどのサーキットでも強い走りを見せており、3勝で並ぶマリーニとの差を縮める意気込みです。

総合3位はマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)で114点。安定した走りで表彰台に立っていますが、今季は初優勝達成の1勝だけ。3勝を挙げている上位2選手にややリードを広げられました。前戦カタルニアGPは序盤に遅れたことが影響して7位に終わりましたが、今大会は優勝争いに挑みます。

総合4位のサム・ロース(EG 0,0 Marc VDS)は、過去2戦連続で表彰台に立ち調子を上げており、この大会は今季初優勝に挑みます。総合5位には、新型コロナウイルスに感染して2戦を欠場、前戦カタルニアGPで復帰もリタイアに終わったホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)で今大会は4戦ぶりの表彰台と今季2勝目に向け、気合いを見せます。チームメートの長島哲太(Red Bull KTM Ajo)もシーズン中盤戦に入って表彰台に立てないレースが続いているだけに、今季3回目の表彰台獲得に気合を入れます。

以下、アーロン・カネット(Inde Aspar Team Moto2)が総合7位。チャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)が総合9位。2015年の大会で優勝、16年3位、17年3位と表彰台に立ち続け、昨年の大会でも予選2番手につけたトーマス・ルティ(Liqui Moly Intact GP)が総合10位と続き、得意のサーキットで今季初表彰台を目指します。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、昨年の大会は転倒リタイアに終わりましたが、今年は今季2回目のポイント獲得をベストリザルトを目指します。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)は、前戦カタルニアGPで今季ベストの19位でフィニッシュしており、今大会は初ポイント獲得に挑みます。