Moto3クラスは、6戦を終えて4回の表彰台に立つ小椋藍(Honda Team Asia)が総合2位につけています。開幕戦から常に優勝争いに加わってきましたが、あと一歩、優勝に届きません。しかし、レースを追うごとに着実に優勝を狙える力をつけており、今大会からの3連戦では初優勝、そして連勝の期待が膨らみます。
総合3位には、開幕から安定した走りを見せるジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)で、今大会は今季4回目の表彰台と今季初優勝に挑みます。
総合5位のトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)もスティリアGPで2位。今季2回目の表彰台に立ちホームGPを迎えます。総合6位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、昨年に続く大会2連覇、そして今季2勝目を目指します。アルボリーノ、鈴木ともにチームのホームGP。気合の入った走りが見られそうです。
総合8位のガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)は、前戦スティリアGPで今季初PPを獲得、決勝では表彰台にあと一歩の4位でフィニッシュ。上り調子でチームのホームGPを迎えます。
総合9位のハウメ・マシア(Leopard Racing)はチームのホームGPで今季初優勝、総合10位のデニス・フォッジャ(Leopard Racing)もチームのホームGPで今季2勝目を目指します。
総合でトップ10にHonda勢が7人。Honda勢の今季3勝目、そして今季初の表彰台独占が期待されます。
ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は今季3回目のポイント獲得と第3戦アンダルシアGPの9位をしのぐベストリザルトを目標にします。同じくルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)は、初ポイント獲得に挑みます。
小椋藍(Moto3 総合2位)
「このサーキットのレイアウトはとても好きです。昨年、ミサノでかなりいいレースをしました。今回はもっといいレースをしたいです。再びNSF250RWに乗るのが楽しみです。このサーキットは路面が再舗装されたので、早くそれに合わせなければなりません。それができれば、日曜日のレースでベストを尽くせます」
ジョン・マクフィー(Moto3 総合3位)
「3連戦がとても楽しみですが、これから11週間で9レースもあります。非常に忙しくなりますが、ワクワクします。準備はできています。2週間の短い夏休みを楽しみました。ミサノのサーキットはとても好きです。これまでいい結果も残してきました。昨年は2位でフィニッシュしましたし、レースウイークを通して強さがありました。今年は路面が新しくなったので、とても楽しみです。表彰台争いができることを願っています」
トニ・アルボリーノ(Moto3 総合5位)
「前回のレースでは表彰台に上がれるように一生懸命がんばりました。これがいい流れの始まりになることを願っています。昨年はムジェロで優勝したので、今年ミサノで優勝できたらうれしいです。昨年はこのサーキットで3位となり、優勝まであと少しでした。今大会も優勝を目指してがんばります」
鈴木竜生(Moto3 総合6位)
「チームにとって、そして僕にとっても今回はホームグランプリのようなものなので、とても楽しみです。昨年ポールポジションと優勝を獲得しているので、自分自身、期待しています。簡単なことではありませんが、ベストを尽くします。ミサノの2連戦。とても楽しみです」
國井勇輝(Moto3 総合25位)
「オーストリアを終えて、2週間トレーニングをしてきました。そして気分もリフレッシュすることができました。オーストリアの2連戦はとても難しいレースでしたが、ミサノの2連戦が楽しみです。落ち着いて取り組めば結果はついてくると思います。今週末の目標は、とにかく落ち着いて仕事をすることです」