前戦オーストリアGPは、スタートからゴールまで20台前後がトップグループを形成する激しい戦いとなり、ハウメ・マシア(Leopard Racing)が今季初表彰台獲得となる2位でチェッカーを受けました。これで総合12位から総合8位へとランキングを上げました。
ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が今季3回目の表彰台に立ち、総合3位から総合2位へとポジションを上げました。最終ラップの激しい攻防で小椋藍(Honda Team Asia)などトラックリミットのペナルティーを科せられたことから、繰り上がりの3位となりました。
激しい接戦の中で3位でフィニッシュした小椋は、最終コーナーでトラックリミットのペナルティーを科せられたことで4位へとポジションを落とし、総合2位から総合3位へとダウンしました。連戦となるスティリアGPでは、今季4回目の表彰台と初優勝に挑みます。
オーストリアGPで10位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は総合4位をキープ。連戦となるスティリアGPに挑みます。レッドブル・リンクでは、ストロングポイントを見いだせず、予選、決勝と苦戦しました。今大会は第3戦アンダルシアGP以来の優勝と表彰台を目指します。
以下、トニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が総合7位、マシアが総合8位、総合9位にガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)、総合10位には、チェコGPで初優勝のデニス・フォッジア(Leopard Racing)で、オーストリアGPでは21位と苦戦しており、今週のスティリアGPでは巻き返しに挑みます。
ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)はオーストリアGPで24位と苦戦し、総合22位、同じくルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)は25位。今大会は初ポイント獲得に挑みます。
ジョン・マクフィー(Moto3 総合2位)
「今週末に向けて調整することはあまりありません。細かい部分をいくつか変えるだけでいいと思います。どのような形でも表彰台に上がることができてよかったです。今回も表彰台に上がりたいです。このサーキットのストレートでは少し不利な点があるようです。レースでは、主にコーナーでポジションを上げていました。セッション、レース、そしてマシンのセッティングに関してのアプローチがすべてとてもうまくいったのだと思います。これらの知識があるので、今回もいい結果が出せる自信があります」
小椋藍(Moto3 総合3位)
「今週末は同じサーキットで2回目のレースがあります。先週末はいいフィーリングがありましたが、レースの最後に優勝争いする力が足りませんでした。もう一度レースペースに取り組みますが、このクラスではバトルがとても重要です。いいバランスを見つけてレースに向けて準備を整えたいです」
鈴木竜生(Moto3 総合4位)
「先週末のレッドブル・リンクではいいスピードがありましたが、思ったようなレースをするには十分ではありませんでした。トップとは1秒差でしたが、僕と彼の間には8人のライダーがいました。Moto3クラスは予測がとても難しいです。一生懸命仕事に取り組み、100%の力でがんばります。最終ラップでは優勝できるように力強い走りをしたいです」
國井勇輝(Moto3 総合25位)
「先週末は自分のライディングにかなり苦戦しました。サーキットに合わせることが完全にはできませんでした。レースが終わり、とても悲しく、がっかりしました。ここ数日で完全にリラックスできました。気持ちの切り替えも少しできました。今回はきちんと合わせていき、前進しなければなりません。このような結果では満足できません。新しい週末にしたいです」