Round06スティリアスティリアGP

Moto3

2020年8月21日(金)

レッドブル・リンク
天候:晴れ
気温:31℃
コースコンディション:ドライ

第6戦 スティリアGP

鈴木竜生が3番手、トップ10にHonda勢6台

Moto3クラスも首位から1秒差に17台がひしめく、厳しい戦いとなりました。その中で総合4位につける鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が3番手につけました。FP1では22番手と出遅れましたが、FP2では約1秒タイムを短縮してセッションのトップに浮上。総合3番手で初日を終えました。先週のオーストリアGPでは、予選6番手から決勝10位とトップグループに加わるも厳しい戦いを強いられました。今大会は、オーストリアGPのデータを活かし、今季2勝目と2回目の表彰台獲得に挑みます。

ガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)が4番手。先週のオーストリアGPの課題を克服し、調子を取り戻しました。5番手にはトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)、6番手にジェレミー・アルコバ(Kommerling Gresini Moto3)、8番手に総合2位のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、9番手にはオーストリアGPで今季初表彰台獲得のハウメ・マシア(Leopard Racing)と続きました。

11番手には第4戦チェコGPで初優勝達成のデニス・フォッジャ(Leopard Racing)、12番手にフィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)、総合3位で今季4回目の表彰台と初優勝を狙う小椋藍(Honda Team Asia)は、決勝を想定し単独で走行を続けて16番手でした。

チームメートでルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)は、FP1は29番手と苦戦しましたが、FP2では18番手へとポジションを上げました。ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は新品タイヤのパフォーマンスを活かせず26番手でした。

コメント

鈴木竜生(Moto3 3番手)
鈴木竜生「今日は午後の暑い時間帯にタイムを更新して総合3番手につけることができました。気温30℃、路面温度も50℃を超えるコンディションで1分36秒398というタイムを出せたことには満足していますが、もう少しアベレージを上げなければいけません。先週のオーストリアGPでも、自分のストロングポイントを見つけられず混戦の中で苦戦しました。明日も引き続き、アベレージを上げていけるようにがんばります」

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 4番手)
ガブリエル・ロドリゴ「先週末のレースでは、パフォーマンスの障害となっていた、エンジンの問題を解決することができました。そのおかげでいいスタートを切ることができました。FP2でエンジンを載せ替えました。ハードリアとソフトフロントタイヤでセッションをほとんど周回しました。これは僕が好きなオプションです。このオプションで走行し、すぐにいいタイムが出ました。これでレースを楽しめます。ベストを尽くして仕事ができます」

ジェレミー・アルコバ(Moto3 6番手)
ジェレミー・アルコバ「先週末はいいレースができましたが、今日もかなり前進することができました。ギアを調整し、マシンがかなり安定するようになりました。FP1の最後の走行では、タイムアタック用のタイヤを使いましたが、ハードリアで再び走行したときを除けば、すばらしいラップタイムを刻むことができたと思います」

ジョン・マクフィー(Moto3 8番手)
ジョン・マクフィー「いくつかセッティングを調整しましたが、先週の日曜日とほぼ同じでした。全体的には実りのある1日でした。FP1は転倒してしまい、そのため遅れを取り戻さなければなりませんでした。結局11番手でセッションを終了しました。FP2はリズムをつかむために、ユーズドタイヤにかなり取り組みました。そして4番手でセッションを終えました。ようやく思っていたようなポジションに戻ってくることができました。明日に向けていくつか改善したい部分がありますが、全体的にはいいポジションにあると思います。いつものように土曜日の目標は2列目までのグリッドを獲得することです。先週はフロントローからスタートできたので、レース序盤のトラブルを避けることができました。大きな集団になると思いますが、前方にいれば、そのポジションをキープできると思います」

小椋藍(Moto3 16番手)
小椋藍「先週末の課題を改善するための1日でした。FP1でセッティングを変更したのですが、うまく機能しませんでした。FP2でもいろいろなことを試しましたが、正しい方向を見つけることができませんでした。明日は、先週使ったセットアップに戻してスタートします。先週のセットアップからまた始めることはうれしくありませんが、気持ちを切り替えてがんばります」

國井勇輝(Moto3 22番手)
國井勇輝「先週抱えていた問題のほとんどが、自分のライディングにありました。FP1のあと、問題を解明するためにスタッフとミーティングを行いました。データをチェックするとライディングスタイルの変更のヒントがあり、FP2でそれを試したところ、自然とラップタイムが改善されました。進むべき方向が見えてきました。とてもハッピーです」

山中琉聖(Moto3 26番手)
山中琉聖「FP1からFP2にかけてセッティングを進めることができたのですが、FP2では最後に新品タイヤを入れたときのアタックを決められず、午前中のタイムを更新できませんでした。この数戦、新品タイヤを入れたときのアタックがうまくいかず苦戦しています。明日のFP3ではダイレクトでのQ2進出を目標にがんばります」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
113C.ヴィエッティKTM1'35.997
275A.アレナスKTM+0.306
324鈴木竜生Honda+0.401
42ガブリエル・ロドリゴHonda+0.412
514トニ・アルボリーノHonda+0.461
652ジェレミー・アルコバHonda+0.485
725R.フェルナンデスKTM+0.526
817ジョン・マクフィーHonda+0.555
95ハウメ・マシアHonda+0.578
1053D.オンジュ KTM+0.593
117デニス・フォッジャHonda+0.633
1212フィリップ・サラクHonda+0.646
1340D.ビンダーKTM+0.677
1471佐々木歩夢KTM+0.711
1516A.ミニョKTM+0.744
1679小椋藍Honda+0.878
1711セルジオ・ガルシアHonda+0.913
1899C.タタイKTM+1.035
1970B.バルテュスKTM+1.035
2055R.フェナティハスクバーナ+1.074
2127鳥羽海渡KTM+1.103
2292國井勇輝Honda+1.116
2382S.ネパKTM+1.121
2423ニッコロ・アントネッリHonda+1.156
2550J.デュパスキエKTM+1.183
266山中琉聖Honda+1.440
2721A.ロペスハスクバーナ+1.496
2873M.コフラーKTM+1.514
2954R.ロッシKTM+1.655
309D.ピッツォーリKTM+1.866

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