Round06スティリアスティリアGP

Moto2

レッドブル・リンク

第6戦 スティリアGP

ルカ・マリーニが今季2勝目を狙う

Moto2クラスは、オーストリアGPで2位になり、今季3回目の表彰台に立ったルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が総合首位に浮上しました。開幕戦カタールGPは転倒リタイアでしたが、ヨーロッパラウンドに入ってからは安定した走りを見せています。今大会は、4回目の表彰台と今季2勝目を目指します。

アンダルシアGP、チェコGPと2連勝を達成し、総合首位に浮上したエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)ですが、オーストリアGPでは転倒リタイアに終わり、総合2位にダウンしました。オーストリアGPでは、自身の転倒で多重クラッシュに発展し赤旗中断となりました。今週は気持ちを切り替えて大会に挑みます。

チームのホームGPで初優勝達成のホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)が総合6位から3位に浮上しました。オーストリアGPは、多重クラッシュで2度のスタートが切られましたが、2度とも好スタートを切り、後続を引き離す快勝でした。今週は2連勝を目指します。

総合4位にはサム・ロース(EG 0,0 Marc VDS)で、チェコGPの2位を入れて4戦連続4位以上と好調をキープ。長島哲太(Red Bull KTM Ajo)は、チームのホームGPで転倒に終わり、総合3位から5位へとダウン。今週のスティリアGPは、その巻き返しに挑みます。

以下、ルーキーのアーロン・カネット(Inde Aspar Team)が総合6位。オーストリアGPで9位になり、開幕戦カタールGPから5戦連続でトップ10フィニッシュを果たしました。マルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が総合7位。オーストリアGPで5位と今季ベストリザルトのチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)が総合8位。ジョー・ロバーツ(Tennor American Racing)が総合9位、ロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)が総合10位。今季5戦を終えてまだ表彰台のないバルダッサーリですが、今大会は巻き返しに挑みます。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、オーストリアGPで今季初ポイント獲得の13位でフィニッシュ。連戦となるスティリアGPでさらに上位を目指します。オーストラリア大会で多重クラッシュに巻き込まれリタイアのアンディ・ファリド・イズディハールは、今大会は完走と初ポイント獲得に挑みます。

 

コメント

ルカ・マリーニ(Moto2 総合1位)
「先週の予選は完ぺきではありませんでしたが、日曜日はいいレースができました。力強いスタートを切って、赤旗が出るまでたくさんのポジションをリカバーしました。フィーリングもよく、レースウイークを通してポジティブでした。今週はもっと前進できると思います。金曜日にはいろいろテストをします。先週の日曜日にソフトフロントタイヤをレースで使っていたのは僕だけでした。今週はタイヤの選択に取り組みたいです」

エネア・バスティアニーニ(Moto2 総合2位)
「2勝したあと、ゼロポイントに終わったオーストリアGPは残念でした。チャンピオンシップでリードを失ってしまいました。でもクラッシュまではかなり力強い走りができましたし、いいフィニッシュができるように勢いをキープしていました。先週末に学んだことは、今週の2度目のレースに役立つと思います。再びベストを尽くしたいと思います」

ホルヘ・マルティン(Moto2 総合3位)
「オーストリアで行われる2回目のグランプリはもっとたいへんなレースになります。先週末のデータをみんなが持っているので、すべてのライバルたちがさらに強くなります。でも次のラウンドに向けて準備はできています。今シーズンのスケジュールはとてもたいへんです。かなりのストレスがあります。でもこれはみんなも同じことです。コンディションに合わせて、すべてのレースで基準に達せるように一生懸命取り組まなければなりません。そして次のレースにつなげなければなりません。チャンピオンシップについては、もっと残りのレースが少なくなってから考えたいと思います」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 総合24位)
「先週末のオーストリアはとても満足しています。ポイントを獲得することができました。マシンのセッティングはよかったですし、初めてのポイント獲得となりました。いいフィーリングをつかむのに苦戦してきましたが、今はすべてがうまくいっています。同じサーキットで2度目のレースが行われます。再びいいフィーリングをつかめることを願っています。そしてベストを尽くします」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 総合29位)
「オーストリアで行われる2度目のレースに向けて準備はかなり整っています。もう初めてではないからです。そしてとてもポジティブなフィーリングもありました。レースでは運がありませんでしたが、FP1がとても楽しみです」

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