Round19バレンシアバレンシアGP

Moto3

バレンシア・サーキット・リカルド・トルモ

第19戦 バレンシアGP

Hondaが今季14勝目を、
小椋はルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得を目指す

Moto3クラスは、第17戦オーストラリアGPでタイトルを獲得したロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が、今季5勝目を目指します。今年は18戦を終えて11人のウイナーが誕生する厳しいシーズンとなりましたが、ダラ・ポルタが日本GP、オーストラリアGP、マレーシアGPと続いた3連戦で3連勝を果たし、チャンピオンにふさわしい走りを見せました。最終戦バレンシアGPの走りが注目されます。

以下、総合2位争いが、し烈になっています。18戦を終えて総合2位にはアーロン・カネット(KTM)で190ポイント、総合3位には今季2勝を挙げているトニ・アルボリーノ(VNE Snipers)が続き175ポイント、総合4位にはホームグランプリを迎えるマルコス・ラミレス(Leopard Racing)で、同じくシーズン2勝を挙げて174ポイント、総合5位には今季3年ぶりに優勝したジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が156ポイントで続いています。

ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が総合6位、今季初優勝を達成している鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合9位、ルーキーの小椋藍(Honda Team Asia)が総合11位と続いています。小椋は、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得の可能性を残し最終戦に挑みます。

佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が総合17位。前戦マレーシアGPで転倒を喫し右手を負傷しており、厳しい戦いを強いられそうですが、最終戦にベストを尽くします。開幕戦カタールGPで優勝の鳥羽海渡(Honda Team Asia)が総合18位。オーストラリアGP、マレーシアGPと過去2戦連続で転倒リタイアに終わっているだけに、開幕戦以来の優勝と表彰台を目指します。

Hondaは、Moto3クラスでは、第17戦オーストラリアGPで3年連続19回目のコンストラクターズタイトルを獲得しています。最終戦では今季14勝目を目指します。

コメント

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 総合1位)
「日本、オーストラリア、マレーシアで3勝というすばらしい遠征となり、最終戦のためにヨーロッパに戻ってきました。日曜日はMoto3クラス最後のレースになります。大きなプレッシャーもなく、楽しく過ごしたいと思います。そして優勝してチャンピオンシップを終えられるようにがんばりたいです。優勝する自信はありますが、Moto3クラスはいつも難しいレースになることはみんなが知っていることです。とにかくレースではベストを尽くしたいと思います」

トニ・アルボリーノ(Moto3 総合3位)
「今シーズンは僕にとって初優勝を経験し、2勝を挙げるという特別なシーズンになっています。最終戦もいい結果を残してシーズンを終えたいと思います。目標はいいレースをして、来週ヘレスで行われる来年に向けたテストをすばらしい気分でスタートさせることです。今シーズン学んだことをすべて活かして、重要な一歩を踏み出したいと思います」

マルコス・ラミレス(Moto3 総合4位)
「僕もダラ・ポルタとともに来週はMoto2クラスのスタートとなるので、できる限りいいかたちでLeopard (Racing) teamにさよならを言いたいです。オーストラリアのときのようにまた1-2フィニッシュできたらうれしいです。バレンシアは好きですし、すべてうまくいけばトップ3に入れると思います。今年最後のレースです。たくさんのファンがきてくれるので、スペイン人ライダーにとっては特別な週末になります。ファンのためにいいレースをしたいと思います」

鈴木竜生(Moto3 総合9位)
「日本、オーストラリアと表彰台まであと一歩の4位。マレーシアGPは他者の転倒に巻き込まれてリタイアとなりましたが、3連戦は、自分の思い描いた戦いができています。表彰台には立てませんでしたが、最終戦では、この調子を結果につなげたいです。今年は初表彰台、初優勝と自分にとっては大きな成長を遂げるシーズンでした。昨年の最終戦はリタイアに終わっているので、今年は表彰台を目指し、いいレースをしたいです」

小椋藍(Moto3 総合11位)
「バレンシアに行くのがとても楽しみです。(CEV)Moto3ジュニアワールドチャンピオンシップを戦っていた昨年のバレンシアでは、優勝することができたからです。今回もいい結果を残して、いいかたちでシーズンを終えたいです。トップグループに入って戦えるようにがんばります」

佐々木歩夢(Moto3 総合17位)
「マレーシアGPの転倒で右手を痛め、完全な状態ではありませんが、今のチームで走る最後のレースになるので、最後までしっかり走りたいです。右手は握力が完全ではなく、どこまで走れるか、やってみなくては分からない状態ですが、バレンシアは好きなサーキットなのでベストを尽くします」

鳥羽海渡(Moto3 総合18位)
「今週末のバレンシアは僕には特別なレースになります。なぜならチームとの最後のレースになるからです。ベストを尽くしてチームにいい結果をプレゼントしたいです。金曜日のFP1から一生懸命取り組み、日曜日には表彰台に上がれるようにがんばります」

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