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Round19バレンシアバレンシアGP

MotoGP

バレンシア・サーキット・リカルド・トルモ

第19戦 バレンシアGP

Repsol Honda Teamがチームタイトル獲得を目指し、
Hondaは3冠制覇達成に挑む

2019年シーズンの最終戦となるバレンシアGPが、11月15日(金)~17日(日)の3日間、バレンシア・サーキット・リカルド・トルモ(以下、バレンシア・サーキット)で開催されます。バレンシアGPは1999年に第1回大会が開催され、2002年からは最終戦の舞台として定着し、今年で21回目を迎えます。

バレンシアGPはシーズンで最も観客が集まる大会の一つです。タイトル争いが最終戦決着となった一昨年は決勝日が11万人、3日間で約21万人のファンが集まり、その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は2年連続4回目のタイトルを獲得しました。昨年はマルケスが3年連続5回目のタイトルを決めて地元グランプリへ凱旋するレースとなり、チャンピオンを一目見ようと決勝日は約10万人。3日間で約17万人の観客が集まりました。

バレンシア・サーキットは、一周が4.005kmのテクニカルコース。スペインGPが開催されるヘレス、マレーシアGPが開催されるセパン同様、ウインターテストの舞台としても定着しています。そのため、ライダーの経験値が高く、チームの持つデータも豊富で、初日からレベルの高い走りが繰り広げられます。

コースの特徴は、左回りで低中速コーナーが連続し、メインストレートを除いて、常にマシンがどちらかにバンクしている難易度の高いレイアウトです。また、この時期のバレンシアは不安定な天候が多く、例年、チームの総合力が要求されます。最終戦決着となった17年をはじめ、これまでファンの脳裏に刻まれる名勝負が数多く繰り広げられてきました。

史上初の全19戦で争われた昨年は、第16戦日本GPでマルケスが3年連続5回目のタイトルを獲得。第18戦マレーシアGPでは、Hondaが3年連続24回目のコンストラクターズタイトルを獲得。そして最終戦バレンシアGPでは、2年連続9回目のチームタイトルを獲得しました。今年は、3年連続10回目のチームタイトル獲得と、Hondaにとっては9回目の3冠制覇達成に挑むことになります。

4年連続6回目のタイトルを獲得し、今年もホームグランプリに凱旋するマルケスは、最終戦バレンシアGPでファンの期待にこたえるべく、シーズン11回目のポールポジションとシーズン12勝目に挑みます。

過去マルケスは、10年の大会で125ccクラスでチャンピオンを獲得。Moto2クラスでは、タイトルを獲得して迎えた12年の大会で最後尾スタートから優勝するという伝説的なレースを披露して世界中を驚愕させました。MotoGPクラスにスイッチした13年は、タイトル争いが最終戦までもつれ込む中で3位表彰台に立ち、史上最年少でチャンピオン獲得。14年はシーズン最多優勝記録となる13勝目を挙げ、史上最年少で連覇を達成しました。そして16年は日本GPでタイトルを決め、最終戦バレンシアGPに凱旋し2位。17年はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との最終戦決着となり、タイトル王手で迎えたマルケスは3位表彰台に立って見事チャンピオンに輝き、地元ファンを喜ばせました。

昨年は、16年同様、日本GPでタイトル獲得を果たしての凱旋レースとなりました。決勝レースは激しい雨の中で行われ、マルケスは転倒に終わりましたが、すばらしい追い上げでファンを魅了しました。これまで数々の記録を塗り替えてきたマルケスですが、第18戦マレーシアGPでは、シーズン獲得ポイントが史上最多得点となる395ポイントに達しました。最終戦バレンシアGPでは、史上初の400ポイント越えが期待されます。

バレンシアGPでこれまで数々のドラマを生んできたマルケス。プレッシャーから解放されて挑む今年の大会は、Repsol Honda Teamのタイトル獲得を視野に、14年以来の優勝が期待されます。

総合9位につけるカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、今季4回目の表彰台獲得と今季初優勝に挑みます。3連戦となった第16戦日本GPでは5位でしたが、第17戦オーストラリアGPでは今季3回目の表彰台獲得となる2位でフィニッシュ。第18戦マレーシアGPは転倒しましたが、終盤戦に入って調子を上げてきました。昨年は、オーストラリアGPで右足を負傷して欠場しました。今年は2年ぶりのバレンシアGPに気合を入れています。

右肩の手術のため、終盤の3戦を欠場する中上貴晶の代役として、ヨハン・ザルコ(LCR Honda IDEMITSU)が出場します。代役初戦の第17戦オーストラリアGPでは、RC2134Vに乗るのが初めて。そして不安定な天候という厳しい条件の中での出場となりましたが、予選14番手から決勝13位。続く第18戦マレーシアGPでは、予選9番手から決勝では8位争いに加わる走りで注目を集めました。レース後半には、ホアン・ミル(スズキ)と接触してリタイアという残念な結果となりましたが、代役として3戦目となる最終戦バレンシアGPでは、予選、決勝ともにさらに上位を狙います。

第12戦イギリスGPでケガから復帰して低迷が続くホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、今季ベストを目指します。復帰してからの7戦でポイント獲得はわずか3回(ともに14位)。思うような走りができないことにフラストレーションをためていますが、最終戦バレンシアGPではRepsol Honda Teamのチームタイトル獲得に向けて今季ベストリザルトを目指します。

コメント

マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
「まずは地元セルベラで行われたパレードに祝福に来てくれたすべての人にお礼を言いたいです。特別なパーティーになりました。今年は弟(アレックス)もワールドチャンピオンとして隣にいたので、魔法にかけられたような気分でした。これから仕事に戻ります。バレンシアでは、チームタイトル獲得という目標がありますが、すでに2020年のことも考えています。レースのあとに行われる2日間のテストに向けて、この数戦同様、いくつかのことにトライしたいと思います。冬休みに入る前に、ファンにもう一度いいショーを見せたいと思います」

カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
「バレンシアでLCR Honda CASTROL teamとして今年最後のレースをするのがとても楽しみです。いいレースになるように全力でがんばります。オーストラリアのときのように集団の前の方に行けるようにがんばります。クルーはシーズンを通して一生懸命仕事に取り組んでくてくれました。すばらしい結果もいくつか残しました。この調子で引き続き今週末もがんばります」

ヨハン・ザルコ(MotoGP 総合18位)
「LCR Honda IDEMITSUで2レースを走り、RC213Vのことも多くを学ぶことができました。今週末はおもしろくなると思います。セパンでは、転倒という残念な結果でしたが、いいレースができたと思いますし、とてもいい気分でした。今週末も一歩前進できると思います。バレンシアはよく知っています。過去、いい結果を残したことがあります。3日間を通して天候が安定することを願っています。そうすれば好結果に向けて金曜日から仕事に取り組めると思います」

ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合19位)
「バレンシアは、これまでのサーキットとはかなり違います。フィリップアイランドやセパンに比べるととてもタイトで、この時期は、午前中はかなり冷えることもあるので注意しなければなりません。マレーシアはポジティブなレースになりました。引き続き調子を取り戻すことに集中し、Repsol Honda Teamがチームチャンピオンシップに勝てるように全力を尽くしたいと思います」

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