Round03アメリカアメリカズGP

Moto3

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

第3戦 アメリカズGP

ランキングトップの鳥羽の戦いに注目

Moto3クラスは、開幕戦カタールGPで初優勝を達成した鳥羽海渡(Honda Team Asia)が、アルゼンチンGPで10位になり総合首位をキープしています。前戦アルゼンチンGPでは、大集団となったトップグループの中で、前を走る2台が転倒、それを避けるために大きくポジションを落としました。しかし、そこからトップグループに追いついた走りは、総合首位にふさわしい走りでした。今大会は、今季2勝目と2度目の表彰台獲得に挑みます。

総合2位のロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)も今年は好調なシーズンのスタートを切りました。開幕戦では鳥羽とし烈な優勝争いを繰り広げての2位。アルゼンチンGPでは17台に膨れあがった大集団のトップグループの中で僅差の7位でした。昨年の大会は18位という結果でしたが、このレースで速く走るきっかけを掴んでいるだけに、今年は大会初表彰台と大会初優勝を目指します。

総合4位には、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)で、今年は予選、決勝ともに安定した速さを見せています。今年はまだ表彰台はありませんが、今季初表彰台、初優勝が期待されます。

マルコス・ラミレス(Leopard Racing)が総合7位、前戦アルゼンチンGPで初表彰台を獲得したトニー・アルボリーノ(VNE Snipers)が総合8位、前戦アルゼンチンGPで優勝争いに加わりベストリザルト更新の5位でフィニッシュ佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が総合10位につけています。トップ10に6台のHonda勢と、今大会はHonda勢が今季2勝目に挑みます。

ルーキーの小椋藍(Honda Team Asia)が18位、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合21位、前戦アルゼンチンGPではともにトップグループの中で好走を見せているだけに、今大会の巻き返しに期待されます。

コメント

鳥羽海渡(Moto3 総合1位)
「オースティンのサーキットは簡単ではありません。コーナーがたくさんあり、とてもテクニカルなレイアウト。しかも、長いサーキットです。しかし、オースティンは、これまでいい感触で走れているので、今回もいい走りができると思います。FP1から一生懸命取り組みたいと思います。そして、決勝では表彰台を目指します。昨年はスタート直後の混乱の中で転倒しました。2年連続で転倒しているサーキットですが、その分も今年はがんばります。レースウイークがとても楽しみです」

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 総合2位)
「COTAを訪れるのは今回で3度目になります。2017年や2018年よりもいい週末にできる自信があります。昨年ここでレースをした時から僕のパフォーマンスはよくなりました。土曜日と日曜日にいい仕事ができたら、今回もまた表彰台争いができると思います。今大会も激しいバトルになると思います。ロングストレートでは、スリップストリームが非常に重要になると思います」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 総合4位)
「序盤の2レースは、とてもうまくいきました。今週末の戦略は、これまでと同じ方向性で取り組むことで、目標は日曜日に表彰台争いをすることです。COTAは簡単なサーキットではありません。速く走るためには、テクニックを活かさなければなりません。そのためにはチームと密接に取り組み、レースに向けていいパフォーマンスを見つけなければなりません」

佐々木歩夢(Moto3 総合10位)
「前戦アルゼンチンGPは、優勝争い、表彰台争いに加わることができました。最終ラップにミスをして5位でしたが、やっと調子よく走ることができました。COTAは、昨年トップグループに加わり、11位でフィニッシュしました。後半、ちょっと離されましたが、得意のコースなので、とても楽しみにしています。アルゼンチンを終えた後、アメリカに来て、トレーニングをしていました。調子はいいです。アルゼンチンでマークしたベストリザルトをさらに更新したいです」

小椋藍(Moto3 総合18位)
「カタール、アルゼンチンと予選15番手。Q2に進出しましたが、今回はもっと上位のグリッドを目指します。前戦アルゼンチンでは、接触のトラブルでフロントに問題を抱えましたが、トップグループについていき、トップと2.3秒差でフィニッシュできました。オースティンで走るのは今回が初めてです。このサーキットはとても難しそうで、厳しい戦いになると思います。そのためには、少しでも早くコースを攻略しなければなりません。チームと一生懸命取り組んで、いつものようにベストを尽くします」

鈴木竜生(Moto3 総合21位)
「カタール、アルゼンチンと調子は悪くないのですが、それを結果につなげられずフラストレーションがたまっています。アルゼンチンは予選の戦略ミスが決勝にも影響しました。単独でタイムを出せるようになってきているし、そのよさを今回はしっかり活かしたいです。自分は左回りのサーキットが得意なので、COTAは大好きです。昨年もここで9位になり調子をつかみました。アルゼンチンの反省をいかし、初日から上位につけて、決勝に挑みたいです」

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