Round03アメリカアメリカズGP

Moto2

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

第3戦 アメリカズGP

今シーズン2勝のバルダッサーリが3勝目に挑む

Moto2クラスは、開幕から2連勝のロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)が総合首位につけています。これまでは、速いけれど転倒が多いという選手でしたが、今年はフリー、予選、決勝と安定した走りを見せています。昨年の大会では10位とやや苦戦のサーキット。COTAでは過去表彰台に立ったことがありませんが、2連勝と勢いに乗るバルダッサーリの走りに注目です。

総合2位には、Hondaで500ccチャンピオンに輝いたワイン・ガードナーの息子レミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)が続いています。開幕戦カタールGPで4位、第2戦アルゼンチンGPでは初表彰台獲得の2位と調子を上げてきました。今大会は初優勝の期待が膨らみます。

総合3位のマルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)は、開幕戦カタールGPで初ポールポジションを獲得し決勝3位、アルゼンチンGPでは予選2番手から大接戦の中で6位と好調な走りを見せています。昨シーズンから着実に力をつけているシュローターですが、今大会は、ガードナー同様、初優勝の期待が寄せられます。

以下、開幕戦カタールGPで7位、第2戦アルゼンチンGPで3位と調子上げているアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が総合4位、MotoGPからMoto2クラスにスイッチのトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)が総合5位、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が総合6位、ブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)が総合7位、Moto3からステップアップのルーキー、エネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が総合8位と続いています。

さらに注目される選手は、前戦アルゼンチンGPで10位でフィニッシュのソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)です。チャントラは、Moto2クラスのルーキーで、テルマス・デ・リオ・オンドも初走行という厳しい条件でしたが、フリー、予選、決勝とすばらしい走りを見せ、一気に注目を集めました。COTAも初めて経験するサーキットですが、その順応性の高さに注目です。チームメートのディマス・エッキー・プラタマ(IDEMITSU Honda Team Asia)もチームメートのチャントラの活躍に大きな刺激を受けており、今大会の走りに期待されます。

コメント

ロレンソ・バルダッサーリ(Moto2 総合1位)
「アルゼンチンGPで優勝したことで、チームも僕もいい仕事をしていることが証明されました。2戦連続して優勝できたことは、すばらしいことですが、まだ17戦残っています。終わったことよりも、これからのことを考えなければなりません。引き続き集中して取り組まなければなりません。テキサスでは、これまであまりいい結果を残してきませんでしたが、今年はこれまで以上に、いい状態でレースに向かうことができます。難しいサーキットですが、集中してベストを尽くします」

レミー・ガードナー(Moto2 総合2位)
「アルゼンチンGPを終えて、再びマシンに乗る日がとても楽しみです。初めての表彰台は最高の気分でした。ベースのセットアップが、とてもいい状態だと思います。テキサスでどのような走りができるか楽しみです。土曜日は少し雨が降りそうですし、COTAはこれまで苦戦してきたサーキットですが、新しいマシンとセッティングではどのような走りができるのか楽しみです」

マルセル・シュローター(Moto2 総合3位)
「アメリカズGPがとても楽しみです。このサーキットは大好きなサーキットの一つです。昨年は、予選から自分のパフォーマンスがよくなりました。残念ながらレースではアクシデントがありリタイアでしたが、このサーキットへ行くことがとても楽しみです。アルゼンチンGPでは少し残念でしたが、巻き返したいです。どこに取り組めばいいのか分かっていますし、再びトップグループで戦う自信があります。表彰台を目指しますが、目標はレースでいい走りをして優勝することです」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 総合15位)
「初めてアメリカへ行くのでとてもワクワクしています。今週末がとても楽しみです。アルゼンチンGPでは、いい結果を残すことができました。そのため、アメリカズGPやその後のレースに向けてモチベーションは上がっています。COTAがとてもテクニカルなサーキットだということは知っています。この勢いを維持してベストを尽くしたいと思います」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 総合31位)
「レースごとにいいフィーリングで走行できるようになっています。オースティンは、ほかの多くのサーキット同様、今回が初めてとなります。そのため、昨年のMoto2のプラクティスやレースをビデオで見て勉強しています。COTAはコーナーが多く、学ぶことがたくさんあり、とても難しいサーキットだということがすぐにわかります。このサーキットでレースをすることがとても楽しみです。チームとインドネシアのために、パフォーマンスのレベルを上げて、いい結果を出せるように一生懸命がんばります」

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