Round03アメリカアメリカズGP

Moto2

2019年4月12日(金)
フリー走行
天候:晴れ
気温:26℃
コースコンディション:ドライ

シュローターがトップタイム。3勝目に挑むバルダッサーリは6番手

Moto2クラスは、開幕戦から好調な走りを見せるマルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)がただひとり2分9秒台に入れてトップタイムをマークしました。チームメートで2番手のトーマス・ルティに0.508秒の大量リードをつける走りは、開幕から3戦連続フロントローと初優勝を期待させました。チームメートのシュローターにはリードを許しましたが、開幕戦カタールGPで2位表彰台に立っているルティも好調なスタートを切り、今大会は、チームメート同士のポールポジション争い、そして優勝争いも期待されます。

3番手には、前戦アルゼンチンGPで3位に表彰台に立ったアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で今大会も好調なスタートを切りました。以下、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)、サム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)、開幕から2連勝中のロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)、Moto2ルーキーのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Beta Tools Speed Up)、マティア・パシーニ(Flexbox HP 40)、ホルヘ・ナバロ(Beta Tools Speed Up)、前戦アルゼンチンGPで初表彰台獲得のレミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)と続き、ここまでがトップ10となり、長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)が11番でした。

前戦アルゼンチンGPで好走を見せ10位でフィニッシュしたルーキーのソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、初めて走るCOTAのコース攻略とバンピーな路面に苦戦して26番手でしたが、2日目のタイム短縮とポジションアップに期待されます。チームメートのディマス・エッキー・プラタマは、FP1で転倒を喫しましたが、FP2では着実にタイムを上げて29番手。チャントラとともに2日目のばん回に期待されます。

コメント

マルセル・シュローター(Moto2 1番手)
「今日はフィーリングがよく、トップタイムをマークすることができました。このコースはとても難しく、毎年路面のコンディションが悪くなっています。今年は路面が波打っていたので、体力的に疲れました。うまくマシンをコントロールしなければなりませんでした。すべてのコーナーで正しいギアを見つけることはとても難しい作業でしたが、決勝に向けて順調にセットアップを進めました。日曜日に向けて準備することはたくさんありますが、今回も表彰台争いができる準備は整っていると思います。可能な限り短い時間ですばらしい仕事をして完ぺきなマシンを準備してくれたチームに本当に感謝しています」

トーマス・ルティ(Moto2 2番手)
「今日の結果には満足しています。正しいセットアップをみつけるのは簡単ではありませんでした。このコースは1周が長いので、あまりたくさん周回できませんでした。明日は雨が降るかもしれないので、全体的には満足しています。しかし、マルセルのタイムを見ると、もっとがんばらなければならないことが分かります。彼はみんなより0.5秒以上も速いです。まだセットアップには満足していませんが、明日はマルセルとのギャップを縮められるようにがんばります」

アレックス・マルケス(Moto2 3番手)
「ここはとてもバンピーなので、安定したタイムで走るのは難しいサーキットです。また、いろいろ考えなければ、速いタイムを出せないコースです。今日はミスも多く、思ったようにタイムを安定させることができませんでした。セクター2でかなりタイムロスしていますが、いいセットアップを見つけるために正しい方向に向けて取り組んでいると思います。いい日になりました。明日のコンディションがドライになることを願っています。しかし、雨の予報なので、Q2に進出するためにもトップ14に入らなければなりませんでした」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 26番手)
「ここのコースは予想した通りのサーキットでした。長い直線があり、テクニカルで、まずはコースを理解し、自分のライディングスタイルを合わせなくてはなりませんでした。最初はすごく難しく、少しづつ理解することに努めました。ただ、マシンのフィーリングはよく、私自身が進歩しなければならないと感じました。明日は最善を尽くし、少しでもいい予選位置を獲得できるようにがんばります」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 29番手)
「初めて走行しましたが、とても攻略の難しいサーキットでした。FP1で転倒したことで、十分に走ることができず、コースの習熟をきなかったことが悔やまれます。FP2では少しタイムアップできましたが、まだまだ十分ではありません。明日は、日曜日のレースに向けて、少しでも予選のポジションを上げ、上位のグループに近づけることができるようにがんばります」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
123マルセル・シュローターKALEX2'09.982
212トーマス・ルティKALEX+0.508
373アレックス・マルケスKALEX+0.598
410ルカ・マリーニKALEX+0.602
522サム・ロースKALEX+0.664
67ロレンソ・バルダッサーリKALEX+0.679
721ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+0.737
854マティア・パシーニKALEX+0.771
99ホルヘ・ナバロSPEED UP+0.781
1087レミー・ガードナーKALEX+0.950
1145長島哲太KALEX+1.259
125アンドレア・ロカテリKALEX+1.433
1324シモーネ・コルシKALEX+1.532
1433エネア・バスティアニーニKALEX+1.623
1541ブラッド・ビンダーKTM+1.661
1627イケル・レクオナKTM+1.790
172イェスコ・ラフィンNTS+1.828
1897チャビ・ビエルゲKALEX+1.853
1972マルコ・ベツェッキKTM+1.928
2088ホルヘ・マルティンKTM+2.034
2116ジョー・ロバーツKTM+2.215
2289カイルール・イダム・パウィKALEX+2.277
2377ドミニク・エガーターMVアグスタ+2.309
2464ボウ・ベンドスナイダーNTS+2.484
2565フィリップ・エッテルKTM+3.655
2635ソムキャット・チャントラKALEX+3.955
273ルーカス・ツロヴィッチKTM+4.603
286ガブリエーレ・ルイウMVアグスタ+4.850
2920ディマス・エッキー・プラタマKALEX+5.619
3096ジェイク・ディクソンKTM+5.954
3118シャビ・カルデルスKTM+8.939

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