Round02アルゼンチンアルゼンチンGP

Moto3

アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド

第2戦 アルゼンチンGP

開幕戦で初優勝の鳥羽海渡が2連勝をかけて挑む

開幕戦カタールGPで初優勝達成の鳥羽海渡(Honda Team Asia)が、2戦連続表彰台と2連勝を目指します。今年は、ウインターテストでウイークポイントの改善につとめ、得意とするロサイル・インターナショナル・サーキットで念願の初優勝を達成しました。続く、第2戦アルゼンチンGPの開催されるテルマス・デ・リオ・オンドも好きなコースの一つ。昨年は予選でセットアップが決まらず後方からのスタートとなり19位という悔しいレースとなりましたが、今年は昨年の雪辱に挑みます。

開幕戦カタールGPで2位のロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が、開幕戦でわずかの差で逃した優勝に挑みます。昨年は初優勝を含む5回の表彰台で総合5位。アルゼンチンGPでは7位でフィニッシュしています。チームメートで開幕戦カタールGPで4位のマルコス・ラミレスは、一昨年は総合8位。昨年は10位とトップ10入りしています。Hondaに乗り換えて好調のスタートを切ったラミレスのブレイクが期待されます。

開幕戦で8位のニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)、9位のロマーノ・フェナティ(Snipers Team)も、テルマス・デ・リオ・オンドを得意とするだけに今大会の活躍に注目です。

今季からフル参戦のルーキー小椋藍(Honda Team Asia)は初めてのアルゼンチンGPに挑みます。開幕戦カタールGPでは、予選Q1からQ2に進出、決勝でもトップグループに絡んで11位でフィニッシュ。今大会は初めて経験するサーキットとなりますが、さらに上位を目指します。

ウインターテストで好調だった佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は、開幕戦カタールGPでは後続のマシンにぶつけられて転倒リタイアという悔しい結果に終わっています。今大会は、その雪辱に挑みます。

 

コメント

鳥羽海渡(Moto3 総合1位)
「僕もチームもまだカタールGPの優勝の余韻に浸っています。しかし、気持ちを切り換えて、アルゼンチンGPに取り組みたいです。チームはすばらしい仕事をしています。今週末の目標は、カタールGP同様、決勝レースに向けて、マシンをいい状態に整えることです。このサーキットにはいい思い出があります。2017年の大会では10位になり、初めてポイントを獲得しました。カタールのあと、日本でしっかりトレーニングもしてきました。開幕が楽しみです」

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 総合2位)
「レースがとても楽しみです。開幕戦を終えたときに、僕もチームも力強さを感じました。しかし、Moto3クラスはすごい接戦が続いているので、一瞬も安心はできません。昨年の終盤戦のようにしっかり集中して、結果を残したいです。今週末もチームがすばらしい仕事をしてくれると思うので、あとは僕が日曜日に仕事を完成させるだけです」

マルコス・ラミレス(Moto3 総合4位)
「カタールGPでは、今年もHondaが強いということが証明されました。今シーズン、NSF250RWに乗ることができてとてもうれしいです。開幕戦はとても楽しかったです。テルマス・デ・リオ・オンドのレイアウトは、カタールとはかなり違いますが、今週末も同じようなレースになることを期待しています。僕とHondaにとっては新しいサーキットです。金曜日と土曜日にいい仕事をして、決勝に向けてしっかり準備を整えたいです」

小椋藍(Moto3 総合11位)
「開幕戦カタールGPは難しいレースウイークでしたが、ベストは尽くせたと思います。しかし、トップグループにはついていけたけれど、何もできなかったことが、とても悔しいです。カタールGPはチームメートが世界一になったので、追いつき追い越せという気持ちでがんばります。テルマス・デ・リオ・オンドは、初めて走ることになりますが、スピードを乗せていくコースという印象です。トラックも広めで、ライン取りの難しさでは、カタールと似ている感じがします。初めてのコースなので、FP1からレースで戦っていける位置につけたいです。これまでも、初めて走るコースの成績は悪くないので、いいレースができるように全力を尽くします」

佐々木歩夢(Moto3 開幕戦リタイアのため総合順位なし)
「カタールGPは他者にぶつけられて転倒リタイアという残念な結果でした。しかし、調子は悪くないので不安はありません。カタールGPは、Q2に進出できなかったことが、序盤の転倒の要因の一つなので、今大会はフリー走行でQ2に残り、予選でトップ6を目指したいです。そういう走りができれば決勝も結果がついてくると思います。カタールでは、アジア・タレント・カップから一緒に走ってきた海渡が優勝しているので、大きな刺激をもらいました。自分も一日も早く、表彰台、優勝を目指します」

鈴木竜生(Moto3 開幕戦リタイアのため総合順位なし)
「カタールGPはQ2に進出できず、後方からのレースとなり、それが結果的に序盤の多重クラッシュに巻き込まれる要因となりました。今回はしっかりQ2に残り、いいグリッドで決勝に挑めるようにしたいです。一昨年は予選9番手、決勝8位になり、このレースをきっかけにトップ10を走れるようになりました。昨年はぶつけられて転倒リタイアに終わりましたが、5位以内でフィニッシュできる内容でした。テルマス・デ・リオ・オンドでは、いい走りができています。ベストリザルトを目指します」

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